「鉄人トミ」「2か月で全員の心を掴んだ」イタリア有名紙が冨安健洋の特集ページを掲載!ピッチ内外での振る舞いを絶賛!

2019年10月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

練習前にイタリア語のレッスンを

ここまで全7試合にフル出場している冨安。フィールドプレーヤーではチームで一人だけだ。(C) Getty Images

 イタリア挑戦1年目ながら、ボローニャの冨安健洋は地元メディアから高く評価されている。

 10月8日の『Gazetta dello Sport』紙地域版では、1ページを割いて冨安を紹介。日本代表戦やそのための長距離移動もあるなかで、全7試合にフル出場している冨安を「鉄人トミ(Iron-Tomi)」、「(出場を)抑えることができない日本人は、すでにボローニャの心を掴んだ」と称賛した。

「セリエAでの2カ月で、日本人は全員の心を掴んだ。そして、ターンオーバーという用語のあらゆる論理を打ち砕いた。なぜなら、彼に移り変わりはないからだ。彼は試合に出る。以上だ」

 練習場の近くに自宅を構え、ボローニャの街の中心部を愛し、観光もしているという冨安。関係者と日本料理屋に行くこともあるが、地元のレストランでボローニャ料理も堪能しているようだ。
 
『Gazetta dello Sport』紙は「マジメで熱心、情報を吸収し、20歳だがパーソナリティ-のあるプレーをする」と、ピッチ内外での冨安を称賛。練習前にイタリア語のレッスンに取り組んでいるのもそのひとつで、「トミヤスは見事に学んでいる」と伝えている。

 その謙虚な姿勢、そしてパーソナリティ-で、冨安は信頼を勝ち取った。記事は、守備面での改善が必要(「ボールロストが多すぎる」、「事前のポジショニングや集中力」)としたうえで、次のように賛辞を続けた。

「攻める時は技術があり、ずる賢く、堅実で、リッカルド・オルソリーニやロベルト・ソリアーノと同調できている」

 冨安は日本代表として、ワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦(10日)とタジキスタン戦(15日)に臨む。同紙は、それでも次節も先発で出場するとの見解を示した。

 19日にボローニャが対戦するのは、首位に浮上した王者ユベントスだ。セリエAで唯一のサムライ戦士は、敵地での大一番で活躍し、さらに評価を高めることができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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