【東京五輪世代の最新序列|MF&FW編】食野が激戦区シャドーに殴り込み!ボランチは中山&田中か

2019年10月08日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

どんどん評価を高めている田中碧が、中山の相棒に

ブラジル遠征の最新序列。中山とボランチを組むのは、田中碧が有力。(C)Getty Images

 東京五輪に向けたU-22日本代表は10月14日まで、ブラジル遠征に臨んでいる。本日8日から現地でトレーニングを開始し、10日にはU-20サンパウロと練習試合、最終日にはU-22ブラジル代表との親善試合を行なう予定だ。

 今回のメンバーには、三好康児、中山雄太ら常連メンバーの他、夏に欧州へと移籍した食野亮太郎、菅原由勢らも選出されている。ニューフェイスが加わり、システム構成はどう変わっているのか。今メンバーの最新序列を検証する。今回はボランチ、シャドー、CF編だ。
【ボランチ】
◎中山雄太(ズウォーレ/オランダ)
◎田中 碧(川崎)
△渡辺皓太(横浜)
△田中駿汰(大阪体育大)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー


 所属のズウォーレでは今季リーグ戦出場2試合に留まっている中山だが、この世代のキャプテンでもあり、A代表選出歴もある。間違いなくボランチのレギュラー候補筆頭だ。その相方の一番手は田中碧。優秀選手賞3位に輝いた6月のトゥーロン国際から、9月の北中米遠征まで急速に評価を高めていて、このままメンバーに定着しそうだ。

 逆に勢いが弱まっているのが、今夏に横浜へと移籍した渡辺皓。新天地ではまだリーグ戦5試合(236分)しか出場できておらず、今季は消化不良のシーズンを過ごしている。試合勘という意味では、同じバックアッパーでも大阪体育大で主軸を務める田中駿に分があるか。もっとも万能型の田中駿は最終ラインで起用される可能性もある。
 

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