「非常に深刻な事態が起きた」「不当だ」リーガで誤審発生? 最下位クラブが怒りの再試合要求!

2019年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

VARも機能せず?

ここまで最下位に沈んでいるレガネス。それだけに誤審で1ポイントを失ったとなればダメージは小さくない。(C) Getty Images

 レガネスは10月5日のラ・リーガ第8節で、レバンテにホームで1-2と敗れた。リーグで唯一白星がなく、勝点2で最下位と苦しんでいる。

 だからこそ、クラブとしては、微妙な判定に納得がいかないようだ。スペイン紙『Marca』によると、レガネスは同日、ビデオアシスタントレフェリー(VAR)による検証が機能していなかったとして、レバンテ戦の再試合をリーグに要求すると明かした。

 レガネスが不満を訴えたのは、スコアレスで迎えた前半終了間際の45分、ディミトリオス・シオバスがロジェール・マルティを倒したとして、レバンテにPKが与えられた判定だ。
 
 記事によると、レガネスのマリア・ビクトリア・パボン会長は、「(ファウルを犯したのは)ペナルティーエリア外だったのにPKの笛が吹かれるという、非常に深刻な事態が起きた」とコメント。第5節のバレンシア戦でも同様の"被害"があったとし、さらにはVARが機能しなかったと訴えている。

「我々はほかのチームたちと同等の条件で競えていないと感じている。よって、PKの時点から試合をやり直すことを求める」

 さらにパボン会長は、チーム関係者や別の"ソース"から、VARが機能していなかったことを把握していると主張。"ソース"がだれかは明かさず、レガネスが不当な被害を受けていると続けた。

「チームはデリケートな状況にあり、すべての試合が決定的となる。勝つことも負けることもあるものだが、多くの不当があれば当然影響してしまう。我々は団結してこの状況を抜け出さないと」

 だが、『Marca』紙によれば、スペイン・サッカー連盟は、PK判定の時点でVARに問題はなかったと発表。審判技術委員会も、試合開始前にトラブルはあったと認めたうえで、試合中は影響しなかったと主張している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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