「イライラしたけど…」マラガ戦に臨む岡崎慎司、34日で契約を解除した“古巣”への想いを吐露

2019年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

契約解除を余儀なくされた際の胸中は?

ウエスカで調子が上向きつつある岡崎。マラガ戦への期待も高まっている。 (C) Mutsu KAWAMORI

 今夏からスペインで挑戦を続けている日本代表FWの岡崎慎司が、"古巣"との一戦を迎える。

 現地時間10月6日に行なわれるラ・リーガ2部の第10節で、岡崎の所属するウエスカは、マラガを本拠地で迎え撃つ。33歳のサムライ戦士にとっては、思い入れのある一戦だ。

 今年7月にマラガに加入した岡崎だったが、サラリーキャップ制度を導入しているラ・リーガから、既定の選手年俸の上限を超えていたクラブに対して、選手の登録を制限する処分が下され、わずか34日間で退団。直後にウエスカとの契約を締結した。

 そのウエスカでは先月28日のジローナ戦では、バイシクルボレーによる鮮烈なスペイン初ゴールを決め、強烈なインパクトを残した岡崎は、スペイン・メディア『El Desmarque』の取材に応じ、古巣マラガとの対戦を「特別な試合」と表現した。

「マラガは素晴らしいチーム。みんなに会って、あそこで過ごした1か月間のことを感謝したいと思う。だけど、試合には勝たなければならない」

 さらに、「マラガには1か月いて、少しイライラさせられたけど、チームメイトやファン、クラブスタッフらと一緒に楽しんだ。あの場所を愛している」と語ったうえで、異例の契約解除を余儀なくされた際の胸中を、次のように明かした。

「とても失望した。他のクラブに行かないとシーズンの半分をプレーできない恐れがあって、そういった状況はこれまで一度も経験したことがなかった」

 だが、それでも「愛している」と表現したマラガとの対戦を、ポジティブな気持ちで迎えるようだ。続けざまにこう答えている。

「彼らと対戦するのが待ちきれない。あそこには素晴らしいコーチがいて、スペインの中でもレベルの高いチームだと思っている。当然、僕たちにとっても難しいゲームになるはずだ」

 古巣との対戦に闘志をみなぎらせる岡崎。はたして、調子が上向いているストライカーは、注目の一戦で再びネットを揺らせるか。大いに注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集

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