「つまり最高の最高!」「アジアのコウチーニョ」南野拓実がCL公式のベスト11に堂々選出!

2019年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

敗れたチームから唯一の選出者に

敵地で高難度のボレーシュートを決めた南野。メディアやファンからの賛辞が後を絶たない。(C) GEPA pictures/ Mathias Mandl

 現地10月3日、欧州サッカー連盟(UEFA)は公式サイト上でチャンピオンズ・リーグ(CL)第2節のベスト11を発表した。その3トップに、バイエルン・ミュンヘン
のロベルト・レバンドフスキ、リバプールのロベルト・フィルミーノとともに、レッドブル・ザルツブルクの南野拓実が選出されたのだ。

 ザルツブルクは水曜日のゲームで、前回王者リバプールと敵地アンフィールドで対戦。結果的に3-4で敗れたが、3点を奪われた後に3点を取り返し、一時はドローにまで持ち直す劇的な展開は、ヨーロッパ全土に衝撃を与えた。

 そして今回選出された南野はその3得点のうち、1ゴール・1アシストに絡む大車輪の活躍を見せた。自身のCL初ゴールとなる2点目のダイレクトシュートは欧州メディアに「クレイジー!」と評されたほどで、チーム3点目となるアーリング・ハーランドのゴールをお膳立てしたプレーは「目にもとまらぬ速さと賢さ」と称えられた。

 リバプールの番記者として知られるジャーナリストのアンディ・ケリー氏も、「この試合においてもっとも印象的な背番号はレッドブルシャツの18番、タクミ・ミナミノだ。なんてこった!」と自身のツイッターで発信するなど、大きな反響を呼んでいる。

 南野の選出に対し、欧州のサッカーファンからは「ベスト・オブ・ベスト。つまり最高の最高だ」「リバプールファンだけど、昨日のピッチで一番良い選手はミナミノだったね」「フィルジル・ファン・ダイクはミナミノにけちょんけちょんにされていた」「彼はアジアのコウチーニョだと思う」と、賛辞の声が続々と寄せられている。

 そのほか、MFはトッテナム戦で4ゴールを決めたセルジュ・ニャブリ(バイエルン)、バレンシア戦で1得点のドニー・ファンデ・べーク(アヤックス)、レアル・マドリーから2ゴールを奪ったエマヌエル・デニス(クラブ・ブルージュ)、ザルツブルク戦で決勝点ゲットのモハメド・サラー(リバプール)が名を連ねた。DFはアシュラフ・ハキミ(ドルトムント)、ジョン・ルクミ(ヘンク)、トマ・ムニエ(パリ・サンジェルマン)の3人で、GKにはロマン・ビュルキ(ドルトムント)がセレクトされている。

 ちなみに、発表された11人のうち、試合に敗れたチームから選ばれたのは南野のみ。どれだけ大きなインパクトを残したかが窺い知れるだろう。

 ザルツブルクは次節、10月23日にナポリとホームで対戦する。はたして、リバプールとナポリの2強と目されるグループEにおいて、オーストリア王者は台風の目として本格ブレイクを果たせるのか──。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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