大阪ダービーは圧巻3発のセレッソが7年半ぶりに凱歌! 注目スサエタが初先発のガンバはパンチがまるでなく…

2019年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

序盤の電光石火2ゴールで俄然優位に

決定的な3点目を奪った水沼が咆哮を轟かせる。C大阪は実に7年半ぶりに大阪ダービーでの勝利を掴んだ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ第27節]C大阪 3-1 G大阪/9月28日/ヤンマー

 ホームチームのストロングポイントばかりが際立った。

 目下4連勝中で絶好調のセレッソ大阪が、本拠地・ヤンマースタジアム長居にガンバ大阪を迎え撃った、38回目の大阪ダービー。スタンドはピンクと青黒に染められ、のっけからボルテージは最高潮に達した。

 ともに4-4-2システムを採用した両雄は、アグレッシブな姿勢を前面に押し出す。G大阪が堅実なパス回しで敵ディフェンスを左右に揺さぶれば、C大阪はリトリートした守備からカウンターで好機を窺う。

 すると開始8分、試合が動く。C大阪は素早い守→攻の切り替えから柿谷が左サイドに展開し、丸橋が送ったクロスを中央のB・メンデスがドンピシャヘッドで合わせ、早々と均衡をった。さらに長居の主が畳みかける。先制から3分後、右サイド深くのFKから今度はM・ヨニッチが豪快ヘッドを決め、一気にリードを広げたのだ。G大阪の緩慢なマーキングを突き切り、圧倒的優位に立つ。

 G大阪は夏の新加入助っ人、スサエタが右サイドで初先発を飾った。井手口や倉田がこの元スペイン代表MFの個性を活かすべく右に流れてフォローアップを図るも、連動性はいまひとつで、C大阪の緻密なポジショニング守備を切り崩せない時間帯が続く。ならばと果敢にミドルシュートを放つも、的確なブロックに遭ってチャンスには繋がらない。

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