「パスの天才!」「魔法だ」ついに覚醒した“神童”ウーデゴーのミラクルアシストにファン驚愕!

2019年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

16歳でマドリーに入団も武者修行へ

R・ソシエダで躍動するウーデゴー。ここまで2位と好調のチームの牽引車に。(C)Getty Images

 かつて「神童」と持て囃されて男が、ついに覚醒した。レアル・ソシエダのマルティン・ウーデゴーだ。

 現在20歳のノルウェー代表MFは、2014年4月に母国のストレームスゴトセトで弱冠15歳にしてトップデビュー。その4か月には同国史上最年少で初キャップを刻み、一躍注目の的となった。

 その年の12月、EU圏内の移籍が可能になる16歳の誕生日を迎えると、メガクラブからのオファーが殺到。そして15年1月、リバプール、マンチェスター勢、バイエルン、バルセロナなどとの争奪戦を制したマドリーへの加入が決定したのだった。

 契約期間は6年で、移籍金は280万ユーロ(3億6000万円)。その年の5月23日に行なわれたラ・リーガ最終節のヘタフェ戦では、クラブ史上最年少となる16歳157日でリーガデビューを飾り、そのキャリアは順風満帆かに思われた。

 しかし、スター軍団のなかでそう簡単に居場所が見つかるはずもない。その後の1年半はトップチームでの出場機会が与えられず、Bチームでプレーする日々が続き、17年1月に、オランダのへーレンフェーンに1年半のレンタルに出された。
 
 そのへーレンフェーンでも思うような結果を残せなかったが、18年夏にローン移籍した同じオランダのフィテッセで、ようやく才能の片鱗を見せつける。公式戦39試合に出場して、11ゴール・12アシストという結果を残した。

 ただ、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督の構想には入らず、今夏に新たなレンタル先となったのがR・ソシエダだった。

 その新天地で、ウーデゴーは本領を発揮する。2節のマジョルカ戦でリーガ初ゴールを挙げると、4節には得意の左足で見事な一撃を叩き込み、アトレティコ・マドリー撃破の立役者に。勢いに乗った俊英は、6節のアラベス戦でも圧巻のプレーを見せるのだ。

 19分、中央でボールを受けと、マーカーをひらりとかわし、左足で敵DFラインを切り裂くスルーパスを供給。GKがぎりぎり届かない、タイミング、強さともに完璧なパスで、走り込んできたミケル・オジャルサバルの先制点をアシストしたのだった。

 ラ・リーガの公式SNSがこのミラクルアシストの動画を投稿すると、瞬く間にファンが反応。次のようなメッセージが、次々に送られている。

「なんて素晴らしい選手」
「これはサッカーではない。魔法だ」
「パスの天才!グティの後継者だ」
「マドリーの未来」
「今後が楽しみだ」

 怪我人が続出しているマドリーは、このレフティーを手元に置いておかなかったことを後悔しているかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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