「お前はファザコン野郎」と罵ったのは――モラタ、怒りの退場劇の舞台裏を“当事者”が告白!

2019年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合後も怒り心頭のモラタは…

激しい口論となったモラタ(右)とセビージャ(左)。この二人の間で一体どのような会話が交わされたのか? (C) Getty Images

 現地時間9月25日に行なわれたラ・リーガ第6節で、アトレティコ・マドリーは、敵地でマジョルカと対戦。ジエゴ・コスタとジョアン・フェリックスの2トップのアベック弾で2-0と勝利した。

 マジョルカに所属する日本代表MF久保建英のパフォーマンスも注目された一戦で、物議を醸したのが、69分からピッチに立ったアトレティコのアルバロ・モラタの振る舞いだった。

 26歳のスペイン代表FWは、投入から9分後に騒動を起こしてしまう。味方のスルーパスに抜け出そうとしたモラタは、スライディングで止めにかかったマジョルカのシスコ・カンポスと口論になり、額と額をぶつけ合わせるほどに激昂する。

 ここで、アレハンドロ・ヘルナンデス主審は、両者にイエローカードを提示して喧嘩両成敗という形で事態は収拾したかに思われた。しかし、怒りが収まらないモラタは、今度はサルバ・セビージャと言い合いになり、2枚目のイエローカードで退場に……。途中出場から8分でピッチを去ることになった。

 実に後味の悪い退場劇となってしまったが、一体何が起こったのか――。

 スペイン紙『Marca』によれば、試合後のミックスゾーンでモラタは、「サルバ・セビージャが僕に何を言ったかをしゃべってやろうか?」と憤慨。クラブスタッフに制される事態となっていたという。

 名指しをされたセビージャは、試合後に自身のツイッターで更新し、「私が過ちを犯したんだ」とモラタに対する謝罪の意を表明した。

「私は35年間、ピッチで起こったことは常にそこで解決してきた。ピッチ外で何かを話すときは、間違ったことを正当化するために嘘をつけない時だ。私は、『お前はファザコン野郎だ』と言った。これはビデオを見てもらえれば明らかだと思う。私の間違いであり、彼に謝罪したい。私は、彼の子どもと奥さん、そして家族を傷つけることを言ってしまった」

 なお、アトレティコは、モラタに対する退場処分の取り消しをラ・リーガに申請しており、これが受理されれば、現地時間9月28日に行なわれるレアル・マドリーとの首位攻防のダービーマッチにも出場可能となる見込みだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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