PSV堂安律が古巣フローニンヘン戦で初スタメン、勝利に貢献! 後半ATに絶好のゴールチャンスを迎えるが…

2019年09月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

堂安の絶好機を、板倉が体を張って防ぐ

PSVに加入後初先発を果たした堂安。プレー時間を少しずつ増やしている。 (C) Getty Images

 現地時間9月26日、ヨーロッパリーグ開催のため延期となっていた第4節の3試合が行なわれた。そのうちのひとつが、PSVがホームにフローニンヘンを迎えた一戦だ。PSVの堂安律とフローニンヘンの板倉滉という日本人対決、そして古巣対決が実現した。

 両チームから堂安と板倉は共に先発出場。PSVは、絶好調のドニエル・マレンをCFに置き、左にコディ・ガクポ、右に堂安律。ステフェン・ベルフバインという3トップ。堂安にとってはPSV加入後、初の先発となった。

 試合はホームのPSVが主導権を握った。12分、パブロ・ロサリオがミドルレンジからグラウンダーのシュートを放つ。ギリギリのところで左ポストに当たったボールは、跳ね返ってゴールライン内に吸い込まれた。

 堂安は32分、右サイドでフリーになってボールを受け、シュートチャンスを迎えたが大きく枠を外れる。38分には自陣からダイレクトパスをテンポよく前へつなぎ、最後はマレンからのパスをデンゼル・ドゥムフリースが蹴り込み、2点目を決めた。

 後半に入っても、PSVの優位は続いた。

 しかし、フローニンヘンは少しずつ敵陣に侵入していく。最終ラインでは板倉が再三ファインプレーをみせ、存在感を示した。そして70分、スウェーデン出身の10番ラモン・バスカル・ルンドクビストが技アリのミドルシュートを決め、PSVと1点差に迫る。

 追われるPSVは、残り時間が10分に迫ったころ、モハメド・イハッターレンなども投入し、追加点を狙う。しかし、フィニッシュまで持っていくことができず、もどかしい時間帯が続いた。堂安は、守備で体を張る場面などがみられたほか、サイドで複数回ボールを受けたが、持ち味の中央への鋭い切り込みなどは影を潜めた。

 25番を背負ったニューカマーにとって、最大のゴールチャンスは、90+3分に訪れた。ゴール前でボールを受けた堂安は、枠を捉えた落ち着いてシュートを放つが、これは板倉が体を張ったブロックで防いだ。

 しかし、こぼれ球がゴール前に転がる。堂安は再度蹴り込むべく駆け寄るが、一足早くゴール中央にいたブルマが軽く押し込み、試合を決定づける3点目が生まれた。

 試合はこのまま、3-1で終了。PSVは暫定で首位に浮上している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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