「本気でそんな質問を?」土壇場で勝利を逃したドルトムント主将ロイス、インタビュアーにイラッ!

2019年09月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クソみたいなことを繰り返している」

CLバルセロナ戦ではPK失敗でチャンスを逃したロイス(左)。フラストレーションが溜まっているようだ。 (C) Getty Images

 現地時間9月22日に行なわれたブンデスリーガ第5節で、ドルトムントは、フランクフルトと対戦して2-2のドローに終わった。

 11分にアクセル・ヴィツェルのゴールで先制したドルトムントは、1点を返されたものの、66分にジェイドン・サンチョの得点で再び勝ち越し。しかし、88分にオウンゴールで失点し、勝利を逃した。

 リュシアン・ファーブル監督が率いるチームは、17日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ開幕節でのバルセロナ戦でも、終盤に猛攻を仕掛けながらも得点を奪えず、スコアレスドローに終わっていた。

 勝ち切れない試合が続いたことに、主将のマルコ・ロイスはフラストレーションを溜め込んでいたようだ。フランクフルト戦後、欧州スポーツチャンネル『ESPN』のインタビューで怒りを露わにした。

 インタビュアーが、逃げきれずに引き分けという結果に「今のチームには試合に勝ち切れる、勝者のメンタリティーが足りてないのでは?」と問いかけた。するとロイスは「そんな質問を本気でしているのか?」とうんざりした様子をみせたのだ。

「今日の2-2という結果が、僕らのメンタリティーが不足している結果だと? 本気で? たしかに僕らは毎週、くだらないクソみたいな真似を繰り返している。だが、その精神論も同じくらいくだらないと思うね。

 今日の試合以外に、僕らが良い出来だったゲームもある。ただ、ディフェンスが良くたって、2-1でゲームをリードしていたって、フランクフルトがここで試合をひっくり返すことができるということは皆知っていたはずなんだ。チームは最後の5分間まで立ち向かう必要があった。2-2のドローという結果がなぜ起こったのかは、理解できていない」

 ドルトムントは現在、RBライプツィヒ、バイエルンに続くリーグ3位につけている。フランクフルト戦のドローで3勝1分1敗となり、首位との差は3ポイントに広がった。

 試合後の記者会見でファーブル監督は、「メンタリティーなどの問題ではない。90分間試合を支配できなかった。他のチームで起こっていることと同じだ」とコメントし、大きな問題はないことを強調した。だが、ロイスの様子を見るに、この状況に納得がいっていない選手がいるのは明らかだ。

 はたして、ドルトムントは再び上昇気流に乗れるのか。次節は9月28日にホームでブレーメンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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