【ユベントスの市場動向】リヒトシュタイナーの契約延長交渉が暗礁に。18歳のアルゼンチン人MFを獲得へ

2014年12月04日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

延長交渉と後釜探しの二正面作戦。

リヒトシュタイナーとの延長交渉を続けながら、ユベントスは後釜確保にも乗り出し、このダニーロに白羽の矢を立てている。 (C) Getty Images

 来年6月に満了するシュテファン・リヒトシュタイナーの契約延長交渉が難航している。
 
 ここまでの話し合いでは合意に向けた道筋が立っておらず、今シーズン限りで退団という可能性も高まってきた。ユベントスは、粘り強く交渉を続ける意向だが、その一方で「後釜」の確保にも動き始めている。
 
 すでに10日前、ポルトに対して91年生まれの右SBダニーロの獲得を移籍金1000万ユーロ(約14億円)でオファー済み。選手サイドにも年俸200万ユーロ(約2億8000万円)の5年契約を提示した模様だ。当分の間、延長交渉と後釜探しの二正面作戦が続くことになりそうだ。
 
 一方、18歳のアルゼンチン人MFトマス・ポチェティーノ(ボカ・ジュニオルス)の獲得が近づいている。
 
 ボカとの間では、買い取りオプション付きレンタル(移籍金150万ユーロ=2億1000万円)という条件で基本合意に達しており、本人はすでにイタリアに到着して祖先の出身地ソレントでパスポート取得の手続きを行なっている。12月4日にはトリノに移動してメディカルチェックを受ける予定だ。
 
 最終的な移籍交渉は、12月半ばにボカのダニエル・アンジェリシ会長がイタリアを訪れる際に行なわれる見通し。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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