「本物の戦士だ!」劇的勝利のアーセナル、名手シアラーが20歳MFを名指しで絶賛!

2019年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

残り10分で試合をひっくり返す

アーセナルの1点目となるPK獲得を誘発したゲンドゥジ。献身的な守備も光った。 (C) Getty Images

 現地時間9月22日に行なわれたプレミアリーグ第6節で、アーセナルはアストン・ヴィラをホームに迎えた。前半終了間際に退場者を出しながらも、勝利を手にしている。

 20分に失点したアーセナルは、41分にエイシュリー・メイトランド=ナイルズが2枚目のイエローカードで退場処分となった。数的不利のなか、59分にマテオ・ゲンドゥジがエリア内で倒されて獲得したPKをニコラス・ペペが決めるが、その直後に再び失点。1-2とリードを許したまま、残り時間10分となった。

 しかし、ここから驚異の粘りを見せる。82分に交代出場したカラム・チェンバースがゴールを挙げると、84分にはピエール=エメリク・オーバメヤンが直接FKを叩き込んで3-2と試合をひっくり返し、劇的な逆転劇を演じてみせた。

 この戦いぶりを称賛しているのが、元イングランド代表FWのアラン・シアラーだ。英紙『The Mirror』によれば、「素晴らしい試合だった。後半のウナイ・エメリ監督の采配も見事だった」と称えた後、20歳のMFマテオ・ゲントゥジを名指しで絶賛した。

「前半に比べて、選手たちの戦いぶりは見違えた。ブカヨ・サカと交代したチェンバーズの投入は的を射ていたし、反撃はゲンドゥジから始まったと言える。彼はこの試合のスコアラーではないが、常に戦う姿勢、攻守にわたるプレーは本当に素晴らしかった。フットボールが必要とする"戦士の魂"を宿していたね。

 私は以前、このクラブの体制に疑問を持ち、苦言を呈した。だが、今日の彼らはすべてが素晴らしく、称賛に値すると言わざるを得ない。エメリの交代したプレーヤーは完璧に機能していた」

 この勝利でアーセナルは勝点を11に伸ばし、4位に浮上。全勝の首位リバプールとは7ポイント差となっている。

 アーセナルは24日にリーグカップ戦3回戦を戦った後、9月30日にマンチェスター・ユナイテッドとの大一番を迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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