【EL結果まとめ】長谷部、鎌田が先発したフランクフルトはアーセナルに完敗。堂安は途中出場、日本人対決も実現!渦中の中島は…

2019年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

PSVは撃ち合いを制す

アーセナルはオーバメヤン(左)のダメ押し点など3ゴール。長谷部(右)と鎌田が先発フル出場を果たしたフランクフルトを一蹴した。(C) Getty Images

 現地時間9月19日、欧州各地でヨーロッパリーグのグループステージ第1節が開催された。

 開幕節屈指の好カード、昨シーズン準優勝のアーセナル(F組)が同セミファイナリストのフランクフルトのホームに乗り込んだ一戦は、アウェーチームが3‐0で勝利。38分にウィロックのゴールで先制すると、その後は押し込まれる展開となったものの、86分に新鋭サカが鮮やかな左足のシュートで追加点。その2分後にはショートカウンターからオーバメヤンが決めて勝負を決めた。

 長谷部誠が3バックの中央、鎌田大地がトップ下でともに先発フル出場したフランクフルトは、60分過ぎから猛攻を仕掛けるも決定力を欠き、80分に中盤のコーアが2枚目のイエローで退場。その後は失点を重ねた。

 アーセナルと同じく有力な優勝候補に挙げられているマンチェスター・ユナイテッド(L組)は、若手中心のメンバーでホームでのアスタナ戦に臨んだ。立ち上がりから圧倒的に試合を支配し、前半だけで13本のシュートを浴びせるも、なかなかゴールを奪えない。

 後半も粘り強い守備に手を焼き、ようやく均衡を破ったのは72分。17歳の逸材グリーンウッドが見事な切り返しからネットを揺らした。結局、この1点が決勝点となり、何とか白星を手にしている。
 
 パルチザンのFW浅野拓磨と、AZのDF菅原由勢の「日本人対決」が注目された同じくL組の一戦は、前者が先発し、後者がベンチスタートとなった。12分に幸先よく先制したAZだったが、27分に右SBのスベンソンが一発レッドで退場。応急手当として、菅原が前半のうちに途中出場を果たした。

 1-1で迎えた後半早々に、浅野が立て続けに二度の決定機を迎えたものの、決めきれず。その後、両軍とも1点ずつを取り合い、2-2のドローに終わっている。

 ポルトガルの強豪スポルティングをホームに迎えたPSV(D組)は撃ち合いを制して3-2で勝利。78分から途中出場し、"欧州デビュー"を飾った堂安律は、後半アディショナルタイムに右サイドから切れ込んで得意の左足で果敢にゴールを狙ったが、相手GKのファインセーブに阻まれ、移籍後初ゴールとはならなかった。

 そのほか、西村拓真が2トップの一角で先発して54分までプレーしたCSKAモスクワ(H組)は、敵地でルドゴレツに1-5で大敗。コンセイソン監督からの"叱責"が話題となったポルト(G組)の中島翔哉は、2-1で勝利したヤングボーイズ戦で出番はなく、サンテティエンヌを3-2で下したヘント(I組)の久保裕也とともに、ベンチで試合を見守った。

 グループステージ第1節の全結果は以下の通り(左側がホームチーム)。

◇グループA
カラバフ0-3セビージャ
APOEL3-4デュドランジュ

◇グループB
ディナモ・キエフ1-0マルメFF
コペンハーゲン1-0ルガーノ

◇グループC
バーゼル5-0クラスノダール
ヘタフェ1-0トラブゾンスポル

◇グループD
LASK1-0ローゼンボリ
PSV3-2スポルティング

◇グループE
CFRクルージュ2-1ラツィオ
レンヌ1-1セルティック

◇グループF
フランクフルト0‐3アーセナル
スタンダール・リエージュ2-0ギマラエス

◇グループG
ポルト2-1ヤングボーイズ
レンジャーズ1-0フェイエノールト

◇グループH
ルドゴレツ5-1CSKAモスクワ
エスパニョール1-1フェレンツバロシュ

◇グループI
ヴォルフスブルク3-1オレクサンドリア
ヘント3-2サンテティエンヌ

◇グループJ
ローマ4-0バシャクシェヒル
ボルシアMG0-4ヴォルフスベルガー

◇グループK
ウォルバーハンプトン0-1ブラガ
スロバン・ブラチスラバ4-2ベジクタシュ

◇グループL
マンチェスター・U1-0アスタナ
パルチザン2-2AZ

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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