「PKはやり直しになるべきだった」「出過ぎでしょ」バルサ守護神テア・シュテーゲンの“神セーブ”が物議!

2019年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

このビッグプレーがなければ黒星も…

ドルトムント戦で好セーブを連発したテア・シュテーゲン(右)。とりわけロイス(左)のPKストップは圧巻だったが……。(C) Getty Images

 現地時間9月17日、チャンピオンズ・リーグのグループステージ第1節(F組)が行なわれ、バルセロナはドルトムントのホームに乗り込み、スコアレスドローに終わった。

 とりわけ終盤に押し込まれたバルサにとっては、敵地で勝点1を拾った格好となった。その立役者となったのが、守護神のマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンだ。

 ドルトムントの時間が続いていた56分、セウソン・セメドがジェイドン・サンチョを倒し、PKを与えてしまう。

 この大ピンチに、ドイツ代表GKはボルシアMG時代に同僚だったマルコ・ロイスのPKを横っ飛びでセーブ。チームを窮地から救うビッグプレーを披露した。

 60分にリオネル・メッシが今シーズン初めて公式戦のピッチに立ったものの、決定的な仕事ができなかっただけに、このファインセーブがなければ、黒星を喫していた可能性は小さくない。それだけ価値のあるプレーだった。
 
 だが、このPKストップが物議を醸すことになったのは、テア・シュテーゲンが動き出すのが明らかに早かったからだ。先のルール改正により、PKのキックの瞬間、GKは少なくとも片方の足がゴールラインに触れていなければならなくなったが、ロイスが蹴る時には、すでに両足が離れていたのだ。

 スペイン紙『AS』は、「キックの瞬間、テア・シュテーゲンは前に出ていた」として、"証拠写真"を掲載。「ルーマニア人のオビデュ・ハテガン主審は、PKの前に、新ルールについてテア・シュテーゲンに念入りに説明していたにもかかわらず、取り消しにしなかった。VARが介入することもなかった。」とし、「PKはやり直されるべきだった」との見解を綴っている。

 また、このシーンを見たファンからも、「これは出過ぎでしょ」、「VARが導入されているになぜ容認?」、「シュテーゲンにイエローカードでやり直しのはず」といった意見が寄せられている。

 とはいえ、このPKのほかにも好セーブを連発したテア・シュテーゲンが無失点に大きく貢献したのは間違いない。ドイツ代表の正守護神を務めるマヌエル・ノイアーとの"舌戦"で話題を集めている名手が、母国でその実力を証明して見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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