ユーベが2点のリードを守り切れず。アトレティコが終了間際に執念で追いつき“因縁の対決”はドロー決着【CL】

2019年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

セットプレーからの2点で同点に

C・ロナウド(奥)とJ・フェリックス(手前)の同胞対決に注目が集まった一戦は引き分けに終わった。(C) Getty Images

 現地時間9月18日、チャンピオンズ・リーグのグループステージ第1節(D組)で、アトレティコ・マドリーが、本拠地メトロポリターノでユベントスを迎え撃った。

 昨シーズンのラウンド・オブ16でユーベに逆転負けを喫したリベンジに燃えるアトレティコは10分、ジョアン・フェリックスがドリブル持ち込み、3人に囲まれながらもトーキックでシュート。際どいコースに飛んだものの、GKシュチェスニーのセーブに阻まれる。

 ホームチームにペースを握られ、なかなかチャンスを作り出せないユーベは21分、左サイドでボールを受けたクリスチアーノ・ロナウドが右足を振り抜く。ワンバウンドする難しい軌道となるが、GKオブラクが難なくキャッチする。

 39分にもC・ロナウドから右サイドからのクロスにヘッドで合わせるも、力なくオブラクの正面を突いた。

 試合が動いたのは、後半に入って48分だった。自陣エリア付近からボヌッチが送ったロングボールを受けたイグアインが左サイドから持ち込み、逆サイドのクアルダードへ。コロンビア代表MFが、左足で強烈なシュートを突き刺し、ユーベが先制点を奪う。

 さらに65分にも、カウンターでC・ロナウドがドリブルで持ち上がり、左サイドを駆け上がってきたアレックス・サンドロへ。ダイレクトで上げたピンポイントクロスにマテュイディがヘッドで合わせて、貴重な追加点を奪う。

 アトレティコの反撃は69分。コケのFKにヒメネスがヘッドで折り返し、サビッチが頭で押し込む。CBコンビによるこの1点でホームチームが攻勢を強めるも、ユーベもカウンターからイグアインが決定機を作り出すなど、その後はオープンな展開となる。

 迎えた90分、CKのチャンスに途中出場のエレーラがヘッドでねじ込み、アトレティコが執念で同点に追いつく。後半アディショナルタイムにC・ロナウドにビッグチャンスが訪れたものの、わずかに枠を捉えられず、試合は2-2のドローで終わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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