「一部の人から酷い扱いを受けた…」元バルサ戦士パコ・アルカセル、古巣との対戦を前に不満をポツり

2019年09月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「敬意を払う」としながらも…

ドルトムントで好調を維持しているパコ・アルカセルが、古巣への想いを口にした。 (C) Getty Images

 ドルトムントに所属するパコ・アルカセルは、現地時間9月14日に行なわれたブンデスリーガ第4節のレバークーゼン戦で先制点をマークし、4-0の快勝に貢献した。開幕から4試合連続の5ゴールと、得点ランクでトップに立つロベルト・レバンドフスキに2ゴール差の2位タイにつけている。

 ここまでの公式戦6試合すべてでネットを揺らすなど、好調を維持するパコ・アルカセルが次に狙うのが、チャンピオンズ・リーグ(CL)開幕戦でのゴールだ。ドルトムントは17日にバルセロナをホームに迎える。スペイン代表FWにとっては古巣対戦だ。

 スペイン紙『Marca』によると、昨シーズンからドルトムントでプレーするパコ・アルカセルは、『SER Catalunya』で得点した場合は喜ぶか聞かれ、「その時に決める。大勢の元チームメイトや古巣の人たちに敬意を払うよ」としたうえで、「非常に良い振る舞いの人も、悪い人もいた」と続けた。

「選手たちやファンはとても良い扱いをしてくれたけど、一方で一部の扱いは酷かった。僕にとって、自分を信頼してくれるかどうかは非常に重要なんだけど、多くの人がそれを示さなかったんだ」

 バルサ時代に出場機会が少なかったパコ・アルカセルは、当時について「あそこでプレーしたことを喜ばなければいけない」と述べている。

「試合に出続けるために、自分にできることはした。最終的にだれがプレーするかは監督が決めることだ。ルイス・スアレスほどの選手が一緒にいて、試合に出るのはとても難しいことだよ」

 バルサはエースのリオネル・メッシが負傷で開幕から欠場続きで、ドルトムント戦にも間に合うか不明だ。そのことについては、「僕らとの試合じゃなく、次のグラナダ戦から彼がプレーすることを願おうじゃないか(笑)」と冗談を飛ばしている。

 バルサやドルトムントが入ったグループFにはインテルもおり、決勝トーナメント進出を巡る争いは熾烈だ。それだけに、初戦は両チームにとって息の抜けない戦いとなるだろう。

 そんな重要な一戦において、パコ・アルカセルは古巣からゴールを奪い、自身の力を見せつけることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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