「誰が起用できるのかわからない」野戦病院化したマンU、スールシャール監督が窮状に嘆き!

2019年09月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ポグパ、リンガードらが続々と離脱

前日になっても誰が起用できるか分からない状態というスールシャール。来週にはELも控えている。 (C)Getty Images

 現地時間9月14日のプレミアリーグ第5節で、レスターと対戦するマンチェスター・ユナイテッド。しかし、オレ・グンナー・スールシャール監督は、野戦病院と化した自チームの状態に頭を抱えている。

 ユナイテッドは、ポール・ポグバとアントニー・マルシアルが負傷で欠場する見込み。さらに、ジェシー・リンガードとアーロン・ワン=ビサカの出場も微妙だ。ディオゴ・ダロとルーク・ショーも戦列を離脱している。

 ここ3試合では2分け1敗と開幕戦での快勝がかすみ、上位争いから取り残されないためにも白星奪還が求められている。それだけに、選手たちの相次ぐ負傷は大きな痛手だ。

 英衛星チャンネル『Sky Sports』によると、スールシャール監督は試合の前日会見で「我がクラブの治療室は満杯で、今もなおその状態が続いている。明日、だれを起用できるのか、現時点で本当に分からないんだよ」と明かした。

「ワン=ビサカとリンガードは起用できるかもしれないが、どちらについても確約はできない。一晩で奇跡的に回復しない限り、ポグバは間に合わないだろう。100%で練習できていないんだ。彼とマルシアルは(翌節の)ウェストハム戦に間に合うと思うが、それ以上は言えない」

 苦しいチーム状況で、頼りになるのは守護神ダビド・デ・ヘアだ。しかし今季で契約が満了となる不動のGKは、以前から契約延長を巡る騒ぎが後を絶たない。何度も合意やサイン間近と報じられながら、依然として正式発表に至っていない状況だ。

 それでも、スールシャール監督は「デ・ヘアの件は解決すると強く信じている」とデ・ヘアの残留へ全力を注ぐと明かした。

「本人からはクラブを愛しており、残留を望んでいるとしか聞いていない。彼とクラブに聞いてくれ。わたしは話し合いに関わっていないんだ。

 ただ、わたしは、ここが彼の未来、成功の未来だと説得できると確信している。(GK市場で)何が起きているかはつねに把握しているが、わたしとクラブは残るように彼を納得させることに集中している」

 ユナイテッドとスールシャールは絶対の守護神を説得し、負傷者続出の困難を乗り越えて、復権に向けて浮上していけるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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