西澤健太は名古屋キラーなのか?本人曰く「もしかしたら…」

2019年09月14日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

「イメージ良く入れているのは事実です」

名古屋戦で2ゴールの西澤。前回対戦を含め、2戦3発と相性の良さを発揮している。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ26節]清水3-2名古屋/9月13日(金)/アイスタ
 
 この日もヒーローは西澤健太だった。
 
 西澤は1点ビハインドの25分に華麗なミドルシュートを決めて同点に追いつくと、59分にはチームの3点目をカウンターから奪取。大きなガッツポーズでスタンドを沸かせた。決勝点を含む2ゴールで、文句なしのヒーローだろう。
 
「本当にふがいない試合を(ホームで)ふたつ続けてしまっていたので、それを払拭したいと全員が気持ちを強く持って試合に臨みましたし、それを結果という形で示すことができて、本当に嬉しい」
 
 こう試合を振り返ったルーキーの西澤はヨンソン前監督の下では出番がなく、リーグデビューは12節の大分戦。その後、15試合・5ゴールを記録している。そして、この名古屋戦で2点を奪ったわけだが、前回対戦の時も名古屋相手に決勝点を奪っている。
 
 果たして西澤は名古屋キラーなのか?
 
「イメージ良く入れているのは事実ですし、そのなかで本当にリラックスした状態で試合に入れている。もしかしたら何か持っているのかもしれません(笑)」
 
 もっとも今季の5ゴールのうち3点は名古屋から、2点は横浜からで、今後の名古屋戦と横浜戦で西澤の存在に注目が集まるのは間違いない。
 
 9月6日には23歳の誕生日を迎え、「そこは意識せずに」と話していたが、ユース時代の同期の北川航也がオーストリアへと移籍し、本人にもチームを背負う自覚や覚悟は生まれているだろう。今後は名古屋戦や横浜戦以外でもガッツポーズを見せてくれることに期待したい。
 
 
取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
 
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