「1年目はほとんど声を聞かなかった」「善良な人間だけど…」大迫勇也と再び同僚になったドイツ人MFが、 ケルン時代の秘話を明かす!

2019年09月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どこに行くべきか分かっている」

ケルン時代に大迫(左端)とともにプレーしたビッテンコート(中央)。ブレーメンでも息の合ったコンビネーションを見せるか。 (C) Getty Images

 8月に開幕したブンデスリーガで、開幕3試合3ゴールという好成績を残している日本代表FWの大迫勇也。その活躍は高く評価され、バイエルンのロベルト・レバンドフスキ、RBライプツィヒのティモ・ヴェルナー、ドルトムントのジェイドン・サンチョらとともに、ブンデス公式が選出する8月の月間MVPの候補にもノミネートされている。

 インターナショナルウィークでは、森保ジャパンの一員としてパラグアイとのテストマッチ、カタール・ワールドカップ二次予選ミャンマー戦の2試合に出場。現在はドイツに戻り、ブレーメンの練習に合流している。

 そんななか、今夏の移籍市場がクローズする9月2日にブレーメン入りを決めたMFレオナルド・ビッテンコートが、週末のリーグ再開を前に入団記者会見を行なった。現地紙『WESER KURIER』がその様子を報じている。

 25歳のドイツ人アタッカーは、かつて大迫がケルンに所属していた頃の同僚だ。2015年から3シーズンに渡ってともにプレーし、17-18シーズンにケルンの2部降格が決まった後、大迫はブレーメン、ビッテンコートはホッフェンハイムに移籍した。

 約1年ぶりに同じチームでプレーすることになった大迫について、ビッテンコートは「前からよく知っているよ。彼とプレーする時にどこに行くべきか理解しているし、それはこのチームに馴染みやすくなるメリットだと思っている。一緒にピッチに立つのが楽しみだよ」とコメントしたという。

 続けて記者から、今季の大迫の活躍について質問が飛ぶと「驚くようなことではないよ」と応じたようだ。

「ケルンでも、ユウヤのクオリティーは素晴らしかったし、チームにとってキーマンとなるプレーヤーだった。当時からボールを預ければ"安全"な存在だったからね。今はキープ力に磨きがかかって、彼の存在が際立ち、さらに素晴らしいプレーヤーになっていると思う」

 さらに、ピッチ外の大迫についても言及している。

「ケルンでの1年目は、彼の声を聴く機会はほとんどなかった。でも2年目からは打ち解けたよ。ユウヤはとても善良な人間だけど、仲良くなるまでに時間が必要だ。でも一度打ち解けたら、よく話すし楽しい、面白いヤツだよ。ブレーメンでもそうだったんじゃないかな。だから、誰かが1年間ユウヤの声を聞いたことがないと言っても僕は驚かない(笑)」

 気心知れたビッテンコートの存在は、大迫にとって心強い味方となりそうだ。

 ブレーメンは現地時間9月14日、直前の第3節でドルトムントを破る金星を挙げた昇格組のウニオン・ベルリンと対戦。現地サッカー専門誌『kicker』によると、大迫とビッテンコートはともに先発が予想されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【MOVIE】ブンデスリーガ公式も讃えたアウクスブルク戦、大迫の圧巻2ゴールはこちら!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事