「寛大で、温かさにあふれている」マラガとの契約を解除した岡崎慎司の“去り際”を英紙が称賛!

2019年09月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎に敬意を示しつつも、マラガの内紛を批判

再びフリーとなった33歳の岡崎。スペイン2部のクラブが獲得に興味を示していると言われるが…。 (C) Getty Images

 先日、スペイン2部のマラガと契約解除を発表した岡崎慎司の"去り際"を、英紙『The Guardian』が称賛した。

 2019年6月末でレスター・シティとの契約を満了した岡崎は、フリートランスファーでスペイン2部のマラガへ加入した。

 だが、その後にマラガはラ・リーガが定めるサラリーキャップ制の年俸上限に達しており、選手登録が制限されていることが判明。岡崎登録が叶わないまま2部リーグが開幕し、移籍市場がクローズする9月2日を迎えた。

 クラブは選手を売却して岡崎の登録が可能な状態にするとしていたが、期限までに条件を整えることができなかったため、2日に「岡崎と同意の上で契約解除」と発表。その後に岡崎は自身のSNSを通じ、「自分が選んだ道に後悔はないし、マラガのクラブ、ファン、チームメイト、スタッフは自分を家族の一員にしてくれた。本当に居心地が良かったです」と発信し、クラブへ感謝を述べていた。

 この一連の岡崎の振る舞いについて、英紙『The Guardian』のシド・ロウエ記者は「契約解除が決まった後も、オカザキは寛大で、温かさにあふれた、注目に値するメッセージを書いた。恨み節はいっさい書かれておらず、さらに彼は将来マラガと再び契約を結ぶチャンスがあれば、ためらうことはないだろうとさえ伝えている」と称賛した。

 一方、マラガの失態については、「クラブは2010年にシェイク・アブドラ・アル・タニがクラブを買収した日を悔やんでいるだろう。このエピソードは恥ずべきことであり、クラブやサポーターにとっても嫌悪する出来事である。率直に言って、マラガは混乱状態にあり、悲しい状態だ」批判し、オーナーであるシェウク・アブドラ氏とクラブのフロントに軋轢が生まれている現状を嘆いている。

 現地メディアによれば、再びフリーとなった岡崎には、同じスペイン2部のウエスカが獲得に興味を示しているようだ。今後の岡崎の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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