【移籍市場】「セリエAでプレーするのが夢」 冬の超人気銘柄クラマリッチの争奪戦はユベントスがチェルシーをリード

2014年11月27日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

年俸75万ユーロの4年契約で選手側とは合意。

セリエAに憧れる本人の気持ちもあり、クラマリッチはユベントス移籍が濃厚。 (C) Getty Images

 クロアチア・リーグでゴールを量産してヨーロッパ中のビッグクラブから注目を浴びているアンドレイ・クラマリッチ(リエカ)。すでにユベントスとチェルシーが獲得に向けてクラブ、そして代理人である父親と接触しており、1月のメルカート(移籍マーケット)で移籍が実現する可能性が高い。
 
 クラブが付けた値札は1000万~1200万ユーロ(約14億~16億8000万円)。ユベントスは選手側と年俸75万ユーロ(約1億500万円)の4年契約ですでに合意に達しており、クラブに移籍金の値下げを説得しているという状況だ。一方のチェルシーは、クラブ側に主にアプローチしている。
 
 リエカとクラマリッチの契約には、200万ユーロ(約2億8000万円)の違約金で契約を解除できる条項が入っていると言われているが、父親は息子を育ててくれたことに対するリスペクトから、この条項を行使しない意向だという。
 
 クラマリッチ自身は『SkySport』の取材に応えて次のようにコメントしている。
「セリエAでプレーするのは夢。実現したら素晴らしい。ワールドクラスの選手が揃っているが、僕は自分のポテンシャルを信じている。たとえ競争になっても降参するつもりはない」
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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