C・ロナウドが今季初ゴールのユーベ、3-0からまさかの3失点もOGで劇的勝利!宿敵ナポリとの乱打戦を制す

2019年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

15分間で3失点を食らう

このC・ロナウドのゴールでユーベが勝負を決定づけたかに思われたが……。(C) Getty Images

 現地時間8月31日に行なわれたセリエAの第2節で、9連覇を狙うユベントスが、その最大の対抗馬と目されているナポリをホームに迎えた。
 
 そのナポリで3シーズンに渡り指揮を執ったユーベのサッリ新監督は、開幕戦に続いて肺炎のため不在。前日の練習で右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負ったキャプテンのキエッリーニが離脱したCBには、新戦力デリフトが入り、セリエAデビューを飾った。
 
 ユーベは16分、ナポリのCKからカウンターを発動。ドグラス・コスタがドリブルで持ち込みラストパスを送ると、その直前に故障したデ・シーリオに代わって入ったばかりのダニーロが上手く合わせて、幸先よく先制点を挙げる。
 
 その3分後には、エリア内でマテュイディのパスを受けたイグアインが巧みな反転でクリバリをかわして、右足でシュート。これがネットに突き刺さり、瞬く間にリードを広げる。
 
 さらに30分にも、左サイドから崩して決定機を作り出すも、ケディラのシュートはGKメレトに防がれる。このドイツ代表MFは、33分にも強烈なミドルでゴールを脅かしたがバーに阻まれた。
 
 後半、反撃に出たいナポリは、左サイドハーフのインシーニェと左SBのグランを下げて、新加入のロサーノとマリオ・ルイを投入。これでペースを掴み、51分と56分にはメルテンスが惜しいシュートを放つも、決めきれない。
 
 すると、この男がついにやってのける。62分、左サイドのD・コスタの折り返しをクリスチアーノ・ロナウドが左足で丁寧に合わせて、今シーズン初ゴールをゲット。エースの一撃で試合を決定づけたかに思われた。
 
 しかし、66分にFKからマノラスのヘッドで1点を返されると、その2分後にもジエリンスキのクロスから交代出場のロサーノに詰められて失点。あっという間に1点差に追い上げられる。

 さらに、81分にもセットプレーからディ・ロレンツォにねじ込まれ、15分間でまさかの3失点。このままドローで終わるかーー。

 しかし後半アディショナルタイムだった。今度はユーベのセットプレーのチャンスで、ナポリのクリバリがクリアミスを犯し、オウンゴール。土壇場で勝ち越したユーベが宿敵との乱打戦を制し、連勝スタートを飾ったのだった。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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