「ウイングのように攻撃」「トミヤスがベストプレーヤーだ」劇的勝利に貢献の冨安健洋をイタリア有名紙が激賞!

2019年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボローニャはAT弾で今シーズン初白星

完封勝利に貢献した冨安。攻守にわたり好印象を残した。(C) Getty Images

 本拠地レナト・ダッラーラのサポーターにとっては、特別な一戦だった。ホーム開幕戦というだけではない。闘病中のシニシャ・ミハイロビッチが戻ってきたからだ。

 冨安健洋が所属するボローニャは8月30日、セリエA第2節でスパルとホームで対戦し、1-0と勝利した。開幕節のドローに続き、今シーズン初白星で、勝点を4に伸ばしている。

 白血病の治療をしながらヴェローナとの開幕戦でベンチ入りし、世界を驚かせたミハイロビッチは、退院して迎えた今節も指揮を執った。指揮官が姿を現わすと、スタンドからは激励のチャントが寄せられている。
 
 そんな闘将の姿にチームも奮起。ゴールがオフサイドの判定で取り消されたり、微妙な判定でPKがもらえなかったりと、フラストレーションの溜まる展開で迎えた後半アディショナルタイム、リッカルド・オルソリーニのクロスにロベルト・ソリアーノが頭で合わせ、土壇場で勝利をもぎ取ったのだ。

 ただ、31日付の『Gazzetta dello Sport』紙が、チームのベストプレーヤーに選出したのは、再び右サイドバックでフル出場した冨安だった。

 採点は千金弾を決めたオルソリーニと並ぶチーム最高タイの「7点」。寸評では「CBとして育ってきたが、右サイドでも注意深く、ウイングのように攻撃する。再びピッチでベストの選手に」と賛辞を寄せている。

 同紙は前節に続き、2試合連続で日本代表DFをチームのベストプレーヤーに選んでいる。ヴェローナ戦の採点もチーム最高の6.5点だった。

 初のイタリア挑戦ながら、順調な滑り出しを見せている冨安は、このまま定位置を確保できるか。日本代表として2試合を戦った後、次節を迎えることになる。9月の第2週の週末に行なわれる第3節では、敵地で昇格組ブレッシャと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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