久保建英と新たな攻撃の軸に! マジョルカがコロンビア代表の“次世代エース”をレンタルで獲得!

2019年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

現在長期離脱中。デビューは10月上旬か

18歳の久保(左)と20歳のクーチョ(右)。マジョルカ攻撃陣を牽引するデュオとなるか。(C)RCD Majjorca,Getty Image

 現地時間8月26日、ラ・リーガ1部のマジョルカはコロンビア代表FWのファン・クーチョ・エルナンデスを獲得したと発表した。ワトフォード(イングランド)からのレンタル移籍で、期間は1年だ。
 
 1999年4月22日生まれの20歳は、コロンビア代表の次世代を担うエース候補。直近2シーズンはスペインのウエスカに貸し出され、そこで一気に声価を高めた。1年目の2017―18シーズンはラ・リーガ2部で35試合に出場して16得点を挙げて、チームの1部昇格に貢献。翌シーズンは初のプリメーラ(1部)挑戦で34試合・4得点をマークした。スペイン全国紙『MARCA』は「昨シーズンの4得点のうち3得点は、サンチャゴ・ベルナベウ(レアル・マドリーの本拠地)、カンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)、メスタージャ(バレンシアの本拠地)で決めたもの。大一番に強い」と評する。
 
 コロンビア代表デビューを飾ったのは2018年10月に行なわれたコスタリカ戦で、ここでもいきなり2ゴールをゲットする強心臓ぶり。強さ、速さ、巧さと三拍子が揃う、同胞の大先輩であるラダメル・ファルカオを想起させる本格派ストライカーだ。今年6月のU-20ワールドカップでは10番を背負って5試合・3得点を決め、コロンビアU-20代表をベスト8へと導いた。

 
 今夏、マジョルカは前線のテコ入れに注力してきた。すでにCFの新戦力としてパブロ・チャバリア、アンテ・ブディミール、アレックス・アレグリアを獲得してきたが、地元紙『Diario de Mallorca』は「移籍期限(9月2日)を目前にようやく素晴らしい得点源を手に入れた」と記し、「タケフサ・クボ(久保建英)とともにマジョルカの新たな攻撃の軸となるだろう。ビセンテ・モレーノ監督も大きな期待を寄せている」と報じた。ただ、「現在はハムストリングを傷めて戦線を離脱中だ。復帰は早くて10月上旬にずれ込むだろう」としている。
 
 開幕から2節を消化し、1勝1敗で11位に付ける昇格組マジョルカ。次節はメスタージャで強豪バレンシアとの一戦に臨む。久保は移籍後初出場を果たせるか。俄然注目が集まる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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