「君はチームの未来になり得る」マリティモ移籍の前田大然、初先発で初ゴール! 現地サポから激励も

2019年08月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

初めての先発出場で初ゴールを記録

新天地で初ゴールを決めた前田。写真は松本山雅時代のもの。 写真:滝川敏之

 現地時間8月25日、ポルトガル・リーグの第3節が行なわれた。今夏に前田大然が加入したマリティモは、ホームでトンデラと対戦し、2-3で敗れている。

 この試合で、初のスタメンを飾ったのが、4-4-2の2トップの一角を務めた前田だ。ここ2試合は途中出場で存在感を示し、ついにやってきた初先発の試合で、初ゴールを決めてみせた。

 1-2と1点ビハインドで迎えた75分、エリア左外からのFKが右サイドにこぼれたところを、ゼネディーン・ジュニアが右足でゴール中央へ送る。そのボールに素早く反応した前田が、DFと競り合いながらゴール前に飛び込み、頭で押し込んだ。

 トンデラは前田のオフサイドを主張したものの、主審はVARで日本代表FWの位置を確認し、ゴールを認めている。

 90分にトンデラのFWリチャードに決勝点を決められて試合には敗れたものの、現地メディア『MAIS FUTEBOL』は「ボックス内で高く飛んだ前田の、素晴らしい同点ゴールだった」と報じた。現地紙『JM desporto』は「ヌノ・マンタ率いるマリティモは、前線の新たな主力としてマエダとマルセリーニョを起用し、一定の成果を得た。マエダはスコアを振り出しに戻すゴールを決めている」と伝えている。

 前田も、自身のSNSで初ゴールを報告。ポルトガル語で「僕の最初のゴール。勝つまで、辛抱強く行動し続ける必要がある」とメッセージを添えて、ゴールシーンの動画を投稿した。日本のサポーターから多数の祝福がコメントで寄せられるなか、現地サポーターからは「スピードに驚いたよ。君はチームの未来になり得る」「勝つために頑張ろう」といった激励が投稿されている。

 マリティモはここまでリーグ3試合で1分2敗と苦戦中。次節は8月31日に、パソス・フェレイラとアウェーで対戦する。その試合でも先発が予想されている前田は、チームのリーグ戦初勝利に貢献することができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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