C・ロナウドの今季初ゴールは幻に終わるも…主将キエッリーニの技ありゴールでウノ・ゼロ! 9連覇を狙うユーベが開幕戦白星スタート

2019年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

C・ロナウドの今季初ゴールは幻に…

主将を務めたキエッリーニのゴールが決勝点に。身体を張った守備でも貢献し勝利の立役者となった。 (C) Getty Images

 現地時間8月24日、イタリアのセリエAが開幕。9連覇を狙うユベントスはパルマとアウェーで対戦し、1-0で勝利した。

 ユーベの新指揮官に就任したマウリシオ・サッリは、肺炎のために不在。第2節の古巣ナポリ戦もベンチ外であることが発表されている。

 指揮官を欠くなか、ユーベは4-3-3を採用。CFにゴンサロ・イグアイン、その背後にクリスチアーノ・ロナウド、やや右にドグラス・コスタが位置取る変則3トップを中心に攻撃を展開する。

 互いに探り合いながらも時が進んだ21分、先制点が生まれる。敵陣内で、セットプレーのこぼれた球を奪ったアレックス・サンドロが左サイドから鋭いグラウンダーのクロスを送る。そのボールに、ゴール前でDFを背負いながらジョルジョ・キエッリーニが咄嗟に足で合わせ、ネットを揺らした。

 29分にはパルマの最終ラインを完璧に崩し、キエッリーニからのダイレクトパスを受けたC・ロナウドが裏に抜け出す絶好機を迎える。だが、放ったバウンド気味のシュートは枠外に外れた。
 
 さらに34分、D・コスタのドリブル突破から、右に開いたC・ロナウドへボールが渡ると、細かいフェイントでDFをかわし、低い弾道のシュートを蹴り込んでゴールを挙げる。しかし、この飛び出しはVARによってオフサイドと判定され、今季初ゴールは幻となった。

 昨季王者が1点をリードした状態で迎えた後半は、パルマの健闘もあり、一進一退の攻防が続く。ユベントスは何度もチャンスを創出しながらも、追加点を挙げられない。
 
 ユーベは、63分に新戦力のアドリアン・ラビオ、71分にはファン・ギジェルモ・クアドラード、83分にはフェデリコ・ベルナルデスキを投入するも、追加点は奪えなかった。結果、ベンチメンバーでは、パウロ・ディバラや注目のマタイス・デリフトらは出場機会が与えられなかった。

 パルマの粘り強い守備とカウンターに最後まで苦しめられながらも、ユーベは"らしい"ゲーム運びでウノ・ゼロ(1-0)の勝利。まずは上々のスタートをきった。

 ユベントスは次節、スクデット争いの最大のライバルであるナポリとアウェーで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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