マドリー久保建英、スペイン1部マジョルカにレンタル移籍と現地メディアが報道!手薄な右サイド補強のため白羽の矢か?

2019年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

かつては大久保や家長もプレー

マジョルカへのレンタル移籍が報じられた久保。1部でのプレーが見られるのか?(C)Getty Images

 現地時間8月21日、レアル・マドリーの久保建英がラ・リーガ1部のマジョルカにレンタル移籍をする、とスペイン・メディアが一斉に報じた。テレビ番組『JUGONES』が伝えたこととして、『AS』紙や『MARCA』紙などの主要紙も取り上げている。

『AS』紙によると、久保の元にはいくつかオファーが届いており、とりわけ「最有力」と見られていたバジャドリーとは契約に近付いていたが、最終的にマジョルカを選択したという。レンタル期間は1年と見られている。

 今夏にFC東京からマドリーに移籍した18歳の日本代表FWは、トップチームのプレシーズンキャンプに帯同。その後、トップチームで4試合、カスティージャ(Bチーム)で3試合のテストマッチに出場した。

 トップチームでもスター選手に混じって堂々たるプレーを披露して声価を高めたが、EU外選手の3枠が埋まっていることもあり、ジネディーヌ・ジダン監督は「クボはカスティージャ(2部B=実質3部に属する)に籍を置き、トップチームの練習に参加させる」とのプランを明らかにしていた。

 クラブの内部には、「フィジカル的で激しい2部Bよりも、1部のクラブでプレーするほうがいい」という意見もあったが、久保本人の意向もありカスティージャに残留する可能性が高いと見られていた。

 だが、ここにきてカスティージャで試合をこなすなかで、1部でプレーしたほうがベターだと決断を下したようだ。
 
 マジョルカは、昨シーズンに2部で5位となり、昇格プレーオフを勝ち抜いて、2部Bから2年連続の昇格を果たし、7シーズンぶりに1部に戻ってきた。ただ、降格する以前は16シーズン連続でトップリーグを戦い、二度も3位になるなど、黄金期を築いた。かつて大久保嘉人(現ジュビロ磐田)や家長昭博(現川崎フロンターレ)がプレーしたことでも知られている。

 2年連続で昇格に導いたビセンテ・モレーノ監督率いるマジョルカは、開幕節で乾貴士擁するエイバルを2-1で下している。システムはその時に採用した4-1-4-1か4-4-2が基本。久保の主戦場である右サイドアタッカーは手薄で、アルダイ・カブレラが故障をしていることもあり、エイバル戦ではセントラルMFが本職のダニ・ロドリゲスがこのポジションで起用されている。

 その31歳が1部初ゴールを挙げるという嬉しい誤算があったとはいえ、人材不足なのは明らかで、久保に白羽の矢が立ったようだ。

 マジョルカは8月25日に行なわれる第2節で、レアル・ソシエダをホームに迎える。それまでに久保の移籍は実現するのか。大きな注目が集まっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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