「私ならキレる」「5歳児のサッカーか!」PK志願で失敗のポグバにご意見番から非難続出!

2019年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

これまでは11回中7回成功

決めれば勝ち越しの場面でPKを失敗したポグバ。試合後は悔しさをのぞかせた。(C) Getty Images

 開幕連勝スタートとはいかなかった。

 マンチェスター・ユナイテッドは8月19日、プレミアリーグ第2節でウォルバーハンプトンと対戦。先制しながら追いつかれ、1-1で引き分けている。

 オレ・グンナー・スールシャール監督率いる"赤い悪魔"にとって痛かったのは、68分にポール・ポグバが自ら獲得したPKを、GKルイ・パトリシオに阻まれたことだ。

 決めていれば2連勝を引き寄せていただけに、ユナイテッドとサポーターにとっては痛恨のPK失敗となった。それだけに、英公共放送『BBC』などによると、ポグバにキッカーを任せたことが議論となっている。

 ユナイテッドはチェルシーに快勝した開幕戦でもPKを獲得し、マーカス・ラッシュフォードが決めている。ラッシュフォードは、ポグバが不在だった昨季チャンピオンズ・リーグのパリ・サンジェルマン戦でも、終了間際に重要なPKを決め、チームを逆転でのベスト8進出に導いている。一方、BBCによると、ポグバはこれまでプレミアリーグでPKを11回蹴り、成功したのは7回に留まっている。
 
 元イングランド代表のガリー・リネカーは「先週ラッシュフォードが決めたのに、ポグバが蹴るのは説明不可能。ストライカーとして、私ならキレる。失敗したならなおさらだ」とツイートした。

 スールシャール監督は、ポグバとラッシュフォードをそれぞれPKキッカーに指名しており、選手たちが決めると説明した。だが、ユナイテッドOBのガリー・ネビルは、英衛星放送『Sky Sports』で「なぜ、だれがキッカーなのか議論があるのか。気に入らないね」と批判している。

「そこは議論があるべきじゃない。リーダーがいなかった。何かが正しくない。本人たちでは決められない。これはユナイテッドのPKの問題だ。5歳児の公園サッカーじゃないんだよ」

 だが、スールシャール監督は「ポールはこれまでたくさんPKを決めてきた。今日は相手のセーブが良かったんだ」と、ポグバを擁護した。

「蹴る前はどちらも自信を持っていた。マーカスは先週決めたけど、ポールも自信満々だった。私はそういう選手が好きだ」

 また、ラッシュフォードも「シンプルさ。彼が蹴りたかったというだけ。だれだってPKを外すことはある。彼はたくさん決めてきた。一度外すなんて普通のことさ」と先輩をかばった。

「単純なことだよ。蹴りたければ蹴る。先週は僕が蹴った。だから、彼が蹴ったことは僕にとって何の問題でもない。残念ながら決まらなかったけど、それがサッカーだ。僕らはずっとPKの練習をしており、その大半を決めている。いつだって自信は変わらないんだ」

 ただ、昨シーズンからの経緯や今夏の去就騒動から、今後もポグバがPKを蹴れば物議を醸すことは想像に難くない。次にそのチャンスが訪れた時、スポットに向かうのはどちらかーー。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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