ネイマールの移籍交渉がついに本格スタート!「コウチーニョ+セメド+150億円」を希望するパリSGに対し、バルサが掲示したのは…

2019年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

マドリーはポグバを断念してネイマールに?

パリSG退団を希望しているネイマール。バルサとマドリーの争奪戦の様相を呈している。(C)Getty Images

 バルセロナが、いよいよ動き出した。8月13日、欧州の主要メディアは、バルサがエリック・アビダルら幹部をフランスに派遣し、ネイマール復帰についてパリ・サンジェルマンと交渉したと報じている。

 ネイマールを巡る状況は周知のとおりだ。史上最高額での移籍から2年。ブラジル代表のスターは、花の都を去るつもりだ。パリSGもオファー次第で放出する意向だが、バルサは全額を現金で賄うことがきでないため、ビッグネームに金銭を加えた取引が注目されている。候補に挙がっているのは、フィリッペ・コウチーニョやイバン・ラキティッチ、ネウソン・セメドといった選手たちだ。

 パリSGのレオナルドSDとの数時間にわたる話し合いは、ネイマール問題の解決には至らなかった。巨額が動く取引だけに、一朝一夕でまとまらないのは当然だ。ただ、会談を受けての反応を巡る報道には、微妙な違いも見受けられる。

 スペイン紙『MARCA』は、難しい交渉であることは変わらないとしたうえで、バルセロナ側が以前よりは悲観していないと報道。ネイマール復帰に向けて「少し近づいた」としている。一方、『AS』紙は、前進がなかったとしたうえで、パリSGと直接交渉を始めたことが、同じくネイマールを狙うレアル・マドリーに対する戦略的なアドバンテージになると伝えた。
 
 だが、『ESPN』は、交渉に進展はなく、パリSGが「不満」を抱いていると報じた。パリSGはコウチーニョとセメドに1億2000万ユーロ(約150億円)を加えた条件を望んだが、バルサが提示した最高の条件は、コウチーニョとラキティッチに8000万ユーロ(約100億円)を加えたものだったという。

 プレミアリーグの移籍市場がクローズし、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバの獲得が難しくなったマドリーが、本腰を入れて狙うとも言われているネイマール。パリSGとの取引をまとめるのは、スペインの2大クラブのどちらなのか。あるいは、どちらの交渉も破談に終わるのか。この夏最大のビッグディールとなり得る交渉の展開が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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