【CL予選3回戦】前半だけで3失点を喫したポルトの敗退が決定。中島翔哉は公式戦デビューで奮闘も…

2019年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ELグループステージへ回ることになる

得意とする左サイドではなく、右サイド寄りのポジションでプレー。攻撃にアクセントを加えていたが…。 (C) Getty Images

 現地時間8月13日、チャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦の第2レグが各地で行なわれた。ポルトはホームにクラスノダール(ロシア)を迎え、今夏に新加入した中島翔哉が先発出場し、新天地での公式戦デビューを果たした。

 ポルトは第1レグのアウェー戦を1-0と勝利していたが、ホームでの第2レグで開始2分、12分、34分と立て続けにアウェーゴールを許した最終ラインが安定せず、一転して追いかける立場となる。

 中島はトップ下のやや右に位置取り、左右のエリアに幅広く顔を出して攻撃を牽引。自らドリブルで持ち込むプレーよりも、パサーとしてチームの得意な攻撃の形を組み立てる役割を担った。

 前半を無得点で折り返したポルトだが、後半開始からはよりいっそう前がかりになり、クラスノダールのゴールに襲い掛かる。

 57分、中島が起点となって右サイドから切り込んでクロスを上げてサイドチェンジすると、クラスノダールの最終ラインがバランスを崩す。すかさず、左サイドからのクロスが放り込まれると、ゼ・ルイスが合わせて、ようやく1点を返すことに成功する。

 また、77分にはルイス・ディアスが2点目を叩き込み、2-3に追いつく。85分にはゴール前でパスを受け損ない、ヒヤリとさせたが、最後まで運動量を落とすことなく走り回った。

 しかし、チーム全体で前がかりになりながらも、勝ち上がるために必要な1点を最後まで奪うことができず、試合はそのまま終了。ポルトはホームでの第2レグを2-3で落とした結果、アグリゲートスコアは3-3となったものの、アウェーゴールの数でクラスノダールが上回ったため、予選敗退が決まった。

 試合終了後、ホームスタジアムではリーグ開幕戦の敗北から冴えない結果が続くチームへ、サポーターからブーイングが飛んだ。今後、ポルトはヨーロッパリーグのグループステージに参加することになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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