バイエルン、“ロベリー”の後釜としてクロアチアの韋駄天ペリシッチをインテルから獲得!

2019年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ザネとの交渉が破談に終わって…

インテルで構想外となっていたペリシッチをバイエルンが見事に引き抜いた。 (C) Getty Images

 ドイツの絶対王者が待望のウインガーを獲得した。

 現地時間8月13日、ブンデスリーガの強豪バイエルン・ミュンヘンは、セリエAのインテルからクロアチア代表MFイバン・ペリシッチを獲得したことを正式に発表。契約は今シーズン終了までの1年レンタルに買い取りオプションが付随する形となったことも決まった。

 移籍金などの詳細については報じられていないものの、ドイツ紙『Bild』によれば、レンタルフィーは、500万ユーロ(約6億5000万円)で、買い取り金額は2000万ユーロ(約26億円)となったという。

 現在30歳のペリシッチは、ドルトムントとヴォルフスブルクでプレーした後、2015年8月にインテルへ移籍して主力として活躍。代表でも2018年にロシアで行なわれたワールドカップで準優勝となった母国の活躍を牽引した。

 そんな経験豊富な韋駄天を引き抜いたバイエルンは、昨シーズンの終了と同時に満了となったアリエン・ロッベンとフランク・リベリの後釜探しに奔走してきた。一時は、マンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・ザネと合意寸前にまで至ったが、同選手が今月3日に開催されたコミュニティーシールドで前十字靭帯の部分断裂という重傷を負ったため、交渉が暗礁に乗り上げていた。

 そこからインテルで構想外となっていたペリシッチ獲得に舵を切り、あっという間に契約をまとめ上げたバイエルン。チームのハサン・サリハミジッチSDは公式サイトで次のようにコメントを残している。

「国際舞台での経験が多いペリシッチは、必ずや我々を助けてくれるだろう。テクニカルかつ柔軟で、強さも併せ持っており、ブンデスリーガでの経験も豊富。元々クロアチア代表の監督だったニコ・コバチ(現バイエルン監督)のことはよく理解しているだろうし、すぐさまフィットするだろう」

 果たして、ペリシッチはドイツの絶対王者にいかなる効果をもたらすのか。なお、バイエルンは、現地時間8月16日に行なわれるブンデスリーガ開幕戦で、ヘルタ・ベルリンと本拠地アリアンツ・アレーナで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事