「まさか2部に来るとは…」スペイン紙が「今夏の最も予想外の移籍」に香川真司と岡崎慎司を選出!

2019年08月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カガワを過小評価すべきではない」

今夏に新天地を求めた岡崎(左上)、香川(右上)、デ・ロッシ(左下写真左)、フェキル(右下)。もちろんクラブやファンからの期待は大きい。(C)Getty Images ※右上はクラブの公式ツイッターより

 8月12日付けのスペイン紙『MARCA』が、この夏の「最も予想できなかった移籍」という特集を組み、「意外な契約」を結んだ8人をピックアップしている。

 その記事の冒頭に登場したのが、ボルシア・ドルトムントからレアル・サラゴサに移籍したMF香川真司と、レスターを退団してマラガに渡ったFW岡崎慎司だ。MARCA紙は、「ふたりの日本人が、まさかセグンダ(スペイン2部)に来ることになるとは思わなかった」として、まず香川について、こう紹介している。

「サラゴサがシンジ・カガワの新しい家になるとは、誰も想像できなかった。そのパフォーマンスが近年低下しているのは事実だが、この日本人がサラゴサに来たことを過小評価すべきではない。彼はドルトムント時代に、(ユルゲン)クロップ監督の下で最高のシーズンを送った。

 そして30歳となったいま、ビクトール・フェルナンデス監督の下、スペインで再び最高の状態を取り戻そうとしている。元マンチェスター・ユナイテッドのプレーヤーは、スペインでのプレーを望んでいた。そのため、2部ということは問題ではなかった。(今年1月から半年間レンタルされていた)ベジクタシュを去り、サラゴザと2年契約を結んだのだ」
 
 そして、「スペインの2部で戦うことを決めた日本人は、カガワだけではない」として、次に岡崎を取り上げている。

「(ジェイミー)ヴァーディーと(リャド)マハレズとトリデンテを形成し、2016年にプレミアリーグ王者になったストライカーが、レスターからアンダルシアの街に到着した。33歳となり、フォクシーズ(レスターの愛称)での役割が減っていたため、契約を更新しないことに決めたのだ。カガワと同じように、彼の希望はスペインでプレーすることで、マラガは、セグンダに降格して2年目を迎えるにもかかわらず、オカザキを迎え入れるために尽力した」

 ともに30歳を過ぎたとはいえ、ブンデスリーガとプレミアリーグでプレーし、リーグ優勝も経験している日本代表戦士が、2部でプレーすることを選択したことに、現地紙も驚きを隠せないようだ。
 

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