強豪ポルトが昇格組ジルビテンセに敗れる衝撃の船出…。中島翔哉はベンチ入りも出場せず

2019年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

昇格組の勢いに負け、ポルトは黒星スタート

ベンチ入りしたものの出場機会は与えられなかった中島。 (C) Getty Images

 現地時間8月10日、中島翔哉が所属するポルトがリーグ開幕戦を迎え、中島のかつての恩師ヴィトール・オリベイラ監督が率いる昇格組のジルビセンテとアウェーで対戦。中島はベンチスタートとなった。

 ポルト優勢という前評判を裏切り、主導権を握ったのはホームのジルビセンテだった。

 29分にはゴール前での絶好機をポルトGKマルチンソンに阻まれるも、攻撃のリズムを掴む。その後も、ジルビテンセの攻守の切り替えの早さに手をやくポルトは、45分にセットプレーからPKを獲得。しかしこれはVARにより取り消され、スコアレスで前半を折り返す。

 50分にはFWゼ・ルイスが左からのクロスに合わせる絶好のチャンスを迎えるが、GKの攻守に阻まれゴールを割ることができない。
 
 57分にポルトはルイス・ディアスとマラガを2枚投入して打開を図るが、60分にパスミスからショートカウンターを食らって先制点を奪われ、リードされるというまさかの展開に。

 だが、71分にルイス・ディアスのシュートを弾いたDFのプレーがVARによりハンドと判定され、PKを獲得。アレックス・テレスがこれをきっちり決めて、スコアを1-1とした。

 しかし77分には右サイドから崩されてまたしても1点を失い、再び追いかける展開に。ポルトの交代3枚目のカードは17歳ファビオ・シルバに与えられ、79分に投入された。

 それでも、ジルビテンセの勢いは衰えず、ポルトは効果的な攻撃をできないまま試合は終了。昨季2位のポルトが、昇格組のジルビテンセに敗れ、王者奪還を目指す今季の船出を、黒星で飾ることになった。

 ポルトは8月13日にチャンピオンズ・リーグ予選3回戦の第2レグでクラスノダールと対戦する。果たして、中島に出番は与えられるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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