1年後にモドリッチが引退して久保建英を後継者に据える――マドリーの「仰天プラン」を地元メディアが報じる!

2019年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペレス会長が久保の才能を高く評価

モドリッチ(右)の後継者は久保(左)なのか? 1年後のことは誰にも分らないが……。(C)Getty Images

 現地時間8月7日、スペイン・メディアは、『El Chiringuito TV』の第一報を受けて、レアル・マドリーの久保建英がバジャドリーにレンタル移籍をすると一斉に伝えた。まだ正式に決定したわけではないが、マドリーのカスティージャ(Bチーム。スペインの2部B=実質3部に属する)ではなく、1部でプレーする可能性が高まってきたようだ。

 そんななか、驚きのニュースを伝えたのが、マドリーの情報を日々発信しているスペインのウェブサイト『Defensa Central』だ。「クボの未来についてのマドリーの計画」と題した記事を掲載し、「来年の夏にルカ・モドリッチが現役を引退し、タケフサ・クボが(レンタルから)復帰して代役となる」というプランをマドリーが持っている、と報じたのだ。

 記事によれば、マドリーのジネディーヌ・ジダン監督とフロレンティーノ・ペレス会長は、2020-21シーズンについての計画を共有しており、それが久保に関することだという。

「この若き日本人は、バジャドリーで1年間プレーする。もはや2部Bのレベルではなく、ジダンが別のクラブでレベルアップさせ、継続性を与えたいと考えたようだ。そして武者修行をして、2020-21シーズンに、モドリッチの代役として帰ってくる。このクロアチア代表MFは、おそらく年齢を理由にスパイクを脱ぐだろう」
 
 なぜアタッカータイプの久保が、稀代の司令塔の後継者なのか。その理由についてはこう綴っている。

「久保とモドリッチはどちらも似たような特徴を持つプレーヤーだ。小柄だが俊敏で、ボールに触るたびにトップクラスの能力を発揮する」

 そして「懸念は、この日本人選手がマドリーの"コンパスの役割"を引き継ぐのに十分な実力を持つかどうかだ」としてうえで、こう結論づけている。

「クボは素晴らしいパフォーマンスをしている。ボールを持つたびに、相手が危険に晒されている。マドリーは、市場で最も愛されている"宝石"のひとつを手中にしており、それを台無しにするつもりはない。ペレス会長もクボを高く評価している」

 まさに驚きの計画だ。たしかに、MVPを獲得したロシア・ワールドカップ以降、モドリッチのパフォーマンスは下り坂で、衰えは隠せない。今夏も、ネイマールの獲得資金の一部としてパリSGへの放出が取り沙汰されてもいる。

 とはいえ、昨年のバロンドールに輝いた男が、あと1年でユニホームを脱ぐというのは青天の霹靂だ。真実かどうかは現時点ではまだ不明だが、そういった話題が出るぐらい、久保が高い評価を受けているという事実だけは間違いないだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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