エリクセンはユナイテッド入り拒否でスペイン行きか? トッテナムは後釜にベティスのアルゼンチン代表MFを確保へ

2019年08月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

後釜に75億円を用意

スペイン行きを希望しているエリクセン。新天地はどこに?(C)Getty Images

 プレミアリーグの移籍市場が閉まるまでわずかとなり、各クラブはラストスパートをかけている。

 ロメル・ルカクのインテル移籍が事実上決まった8月7日、マンチェスター・ユナイテッドはトッテナムのクリスティアン・エリクセン獲得を断念したようだ。

『Guardian』紙など英メディアが報じたところによると、契約最終年で去就が注目されているエリクセンは、ユナイテッドと交渉したが、スペインへの希望を回答したという。かねてよりレアル・マドリーへの移籍の望んでいるとされているが、その宿敵であるアトレティコ・マドリーも、さらにはユベントスも関心を寄せているという。

 トッテナムは前日にユーベのパウロ・ディバラやバルセロナのフィリッペ・コウチーニョの獲得の可能性も報じられた。

 ディバラについては、ユナイテッド移籍が破談に終わったのと同様に、ユーベ残留を望む選手側との交渉が難航している様子。年俸に加え、肖像権の扱いもネックになっているという。一方で、英公共放送『BBC』のように合意に近づいているというメディアもある。

 トッテナムやアーセナルなど、プレミアのクラブへの期限付き移籍が注目されているコウチーニョだが、『ESPN』は、バルセロナ関係者がイングランド勢へのレンタル放出を断念したと伝えている。
 
 ただ、トッテナムも空手でマーケットの閉幕を待つことはなかった。Guardian紙によれば、ジオバニ・ロ・チェルソの獲得でベティスと合意に達したとのこと。移籍金は6000万ユーロ(約75億円)と見込まれ、残すはロ・チェルソとの条件面の合意という。

 さらに、トッテナムは以前からフルアムと交渉していたウインガー、ライアン・セセニョンの獲得にも迫っているとのこと。マウリシオ・ポチェティーノ監督は先日、「クラブは私の肩書きを変えるべき」と、チーム編成に関して何も知らされていないと不満を表わしたが、土壇場での駆け込み補強には満足しているだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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