「感謝で胸がいっぱいだ」南アW杯得点王&MVPのフォルランが現役引退を発表! 指導者の道へ

2019年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

JリーグのC大阪でもプレー

近年は香港でプレーしていたフォルラン。自身のキャリアに終止符を打つことを発表した。 (C) Getty Images

 ウルグアイ代表として2010年の南アフリカ・ワールドカップに参加し、得点王ならびに大会MVPに輝いたディエゴ・フォルランが現役引退を発表した。

 自身のTwitterに「21年というプロフットボーラーとしてのキャリアに終止符を打つことを決めた」と投稿したフォルランは、こう綴っている。

「振り返ってみれば私の現役時代は素晴らしい思い出と感情に満ちていて、胸がいっぱいだ。だが、ここからまた新たな挑戦が始まる。これまでに歩んできたこの道で、何らかの形で時間を共有してくれたすべての人たちに感謝!」

 この投稿には、ともにウルグアイ代表として戦ったこともある"戦友"ルイス・スアレス(バルセロナ)も反応。「僕の永遠の憧れ、アイドルと一緒にプレーできたことは生涯の思い出だ。あなたは常にウルグアイのレジェンドだった。友よ、新しい挑戦の道がどうか成功に満ちたものでありますように!」と讃えている。

 フォルランはウルグアイのペニャロールの下部組織に加入し、97年にトップチームに昇格しプロキャリアをスタート。クラブチームでの活躍が評価され、02年にはプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。その後は、ビジャレアル、アトレティコ・マドリー、インテルミラノなどのヨーロッパクラブを渡り歩き、12年にブラジルのインテルナシナオルへ移籍。そして14年にJリーグのセレッソ大阪に加入している。

 日本でのキャリアは約1年半と短かったものの、W杯得点王の加入はJリーグを盛り上げ、公式戦は通算51試合に出場、19ゴールを記録している。

 また、ウルグアイ代表としては、通算112試合に出場、36ゴールをマーク。ワールドカップには2002年から3回出場し、コパ・アメリカ2011年大会ではパラグアイとの決勝戦で2ゴールを挙げるなど、母国の優勝に貢献した。

 輝かしいキャリアの持ち主であるフォルランだが、C大阪退団後は古巣のペニャロール、インドのムンバイ・シティ、香港の傑志と渡り歩き、18年6月以降はフリー状態が続いていた。

 今後は、まず指導者の道を模索するようだ。引退を発表したウルグアイのテレビ番組『Telemundo』で、フォルランは「指導者の勉強を楽しんでいる。まずその道で試してみて、どんなオファーが来るかを待ってみたい」とコメントしたという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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