「クボは物怖じしていない」「アザールは全くの期待外れ」久保建英らマドリーの新戦力5人をスペイン紙が論評!

2019年08月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

補強の目玉には「ノーインパクト」

ここまで4試合に出場して103分間プレーしている久保。マドリー贔屓紙はどう評価した?(C)Getty Images

 ジネディーヌ・ジダン監督の下、ここまで5試合を戦ったプレシーズンマッチでは、1勝1分け3敗/11得点・16失点とまったく結果が出ていないレアル・マドリー。まだ開幕前とはいえ、エデン・アザールをはじめ、ルカ・ヨビッチ、フェルラン・メンディらを加えた大型補強の効果がまるで出ていないのが現状だ。

 マドリー贔屓で知られるスペイン紙『AS』も、「惨めな2018‐19シーズンを受けて、3億ユーロ(約375億円)もの投資をしたが、まだ本領を発揮できていない」と指摘。そのうえで、日本代表FW久保建英を含む今夏の新戦力のこれまでパフォーマンスを評価している。

 まず補強の目玉であるベルギー代表FWアザールについては、次のように酷評している。

「1億ユーロ(約125億円)+ボーナスでサンティアゴ・ベルナベウ(マドリーのホームスタジアム)へやって来たが、まったくインパクトを残せていない。プレシーズンマッチは全5試合に出場しているが、そのパフォーマンスは期待を大きく裏切っている。コンディションは100パーセントには程遠く、ここまで0ゴール・0アシストと見せ場をほとんど作れていない。8月17日に行なわれるセルタとの開幕戦まで、やるべきことは山ほどある」
 
 次に、ロドリゴと久保については、「ともにまだ18歳にもかかわらず、このペアは物怖じしていない」と褒め称え、こう綴っている。

「ロドリゴはデビュー戦となったバイエルン戦で、FKのキッカーに名乗りを上げ、素晴らしいシュートでネットを揺らした。パーソナリティーの強さを証明してみせたのだ。トッテナム戦ではスタメンで起用されるなど、ここまで183分間の出番が与えられている。ジダン監督は、彼を信頼しているように見える。

 クボはそのクオリティーの高さとポテンシャルをアピールした。だが、プレー時間が増えることはなかった。103分しか出場機会が与えられていないのだ。ジダン監督が記者会見で語ったように、彼はカスティージャ(Bチーム)でプレーすることになるだろう」

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