「左足は素晴らしい。だけど…」マドリーのレジェンドが語った久保建英への賛辞と課題

2019年08月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨夏までマドリーの下部組織を指導

自身もレフティーだったグティ(右)が久保(左)の左足を称賛した。(C)Getty Images

 ジネディーヌ・ジダン監督が復任して実質1年目となる新シーズンに向けて、レアル・マドリーはエデン・アザールをはじめ、ルカ・ヨビッチやフェルラン・メンディなど5人の新戦力を迎える大型補強を敢行した。

 だが、プレシーズンマッチとはいえ、ここまでは結果が出ていない。5試合を戦い、1勝1分け3敗。とりわけ酷いのがディフェンスで、アトレティコ・マドリーに7点を奪われるなど計16失点を喫している。

 この古巣の現状をOBのレジェンドはどう見ているのだろうか。生え抜きのMFとして活躍し、引退後は2013~18年にマドリー下部組織の監督も務めたグティが、『TeleMadid』のインタビューに答えた内容を、スペインのデジタル新聞『EL ESPANOL』がまとめている。

「質の高い選手が揃っているから、ボールを持っている時は相手にとって脅威だ。だけど、ボールの持っていない時には、昨シーズンと同じように代償を払っている。これはジズー(ジダン)が取り組むべき課題のひとつだね。それにトレーニングでの要求が厳しいのか、まだ足が重いようだ。インテンシティーが欠如している」
 
 そして、不調のアザールについて、「大きな問題ではないと思う。チェルシーの時と同じようなパフォーマンスを見せてくれるはずだ」と語った後に言及したのが、他でもない久保建英だった。 

「彼は優秀なタレントで、とくに左足は素晴らしい。だけど、マドリーでやっていくには少し経験が足りないようだ。若手はもっと大胆であることが重要だ。最終的に監督は、そういう部分を見るからね」

 昨年5月にジダンがいったん監督を退任した際は、後任候補として名前も挙がったグティ。このクラブに精通している男も、18歳の日本代表FWに関心を抱いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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