「気に入らないね」好敵手・クロップの”物言い”にペップが反論! シーズン前から火花が散ったその理由は?

2019年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リバプールと立場は同じだよ」

リーグ連覇を達成し、3連覇を目指すことになるペップ。クロップからの言葉には反論してみせた。 (C) Getty Images

 昨季のプレミアリーグ王者マンチェスター・シティと、2位のリバプールは、現地時間8月4日のコミュニティーシールドで今シーズンの開幕を迎える。

 今季のプレミアリーグでも覇権を競うことが確実視されている両チーム。シーズンの幕開けを前に、指揮官たちの間には早くも火花が飛んだ。

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は先日、この夏クラブが大型補強をしていないことについて話す中で、シティやパリ・サンジェルマン、レアル・マドリー、バルセロナといったクラブと違い、「好きなだけ投資ができるわけではない」と口にした。

 英公共放送『BBC』によれば、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、このクロップ監督の発言について「もちろん、煩わしい。我々が毎回2億ポンド(約280億円)を投じているというのは事実じゃない」と、不快感を表している。

「気に入らないね。昨夏、我々はひとりに1700万ポンド(約23億8000万円)を使っただけだ」

 さらに、グアルディオラ監督は「シーズンごとに2億ポンドを投じることはできない。2年前に我々が大金を使ったのは、30歳以上の選手が10~11人いたからだ」と続けた。

「リバプールも昨年は2億ポンド以上を費やし、今季はそれを繰り返すことができない。立場は同じだよ。この夏、我々はロドリを獲得し、アンヘリーニョを買い戻した。それが現実だ。今はどのクラブも、毎シーズン大金を投じることなんてできない」

 グアルディオラ監督は「ほかの指揮官のコメントに口は出さない。好きなことを言えるのだからね」としたうえで、「私に言えるのは、事実じゃないということだけだ」と、シティがつねに巨額を投じているとの印象を植え付けるべきではないと述べた。

 互いを高く評価するグアルディオラ監督とクロップ監督。稀代のカリスマ指揮官たちは、新シーズンにどのようなバトルを見せてくれるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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