「実力、クオリティーの差が…」シュミット・ダニエルがベルギー公式戦で大量6失点のほろ苦デビュー!

2019年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何本かは止めたかった」

ベルギーでの公式戦デビューを飾ったシュミット。次々にゴールを決められ、悔しい結果となった。 (C) STVV

 現地時間8月2日、ベルギーリーグの第2節が行なわれ、シント=トロイデン(STVV)はアウェーで強豪クラブ・ブルージュと対戦。0-6で敗れている。

 この試合では、今夏にベガルタ仙台からSTVVに新加入した日本代表GKシュミット・ダニエルが初出場。そのデビュー戦は、ほろ苦いものになってしまった。

 試合は、16分にゴール前のこぼれ球をデビッド・オケレケに押し込まれて失点。20分にもオケレケに守備陣が振り切られて難なくゴールを決められてしまう。

 その後もSTVVは最終ラインを立て直すことができず、30分にファンス・ファナケン、44分にパーシィ・タウにゴールを奪われ前半だけで4失点。後半も72分にエマヌエル・デニス、83分にはシエべ・スフライファ―スにまさかの6点目を決められ、大量6失点でなす術なく敗れ去った。

 ちなみにベンチスタートだったSTVVのMF遠藤航は56分に投入されたものの、流れを変えることができず。加入間もないFW鈴木優磨はベンチ外だった。

 試合後、STVVのマルク・ブライス監督は「最初の15分はいい試合展開をしていたが、その後が良くなかった。6失点で敗れるというのは非常にクラブにとってもつらい、痛みのあることだ。これからいいシーズンを過ごすためには、クラブとして強化に力を入れていかなければならないと思う」とコメントしている。
 

 試合後、シュミットはクラブを通じて次のようなコメントを発表した。

「ケニー(・ステッペ選手/GK)は怪我で今週プレーしていなくて、準備はしていたので(今日の出場は)サプライズではありませんでした。(試合を振り返ってみて)前半の入りは良かったんですが、ただ1失点目に関してはアンラッキーな形だったし、そこがもったいなかったなと。あとは、GKと1対1の局面を作られているし、もちろん僕も何本かは止めたいところでした。(クラブ・ブルージュ)と実力、クオリティーの差はすごくあったと思います。

(次節に向けて)改めて守備の課題を見直してスタンダール・リエージュ戦に備えたいと思います。次はホームゲームで、サポーターのためにも勝利したいので、しっかり自分たちの課題を意識して取り組むだけだと思います」

 8月10日に行なわれるそのスタンダール戦で、リベンジを果たせるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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