久保建英のレンタル獲得オファーを提示した“リーガ1部・5クラブ”とはどこなのか

2019年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

老舗のスペイン専門誌がすべてのクラブ名を公開

連日のごとくスペイン・メディアで論じられているのが、久保の“今後”について。レンタル移籍の可能性もゼロではない。(C)REUTERS/AFLO

 スペイン国内でも、日本のワンダーキッドを巡る報道が過熱している。
 
 今夏にレアル・マドリーに入団を果たした日本代表FW久保建英。7月9日にトップチーム合流を果たすと、カナダ合宿で溌溂としたプレーを披露し、北米&ドイツ遠征ではプレシーズンマッチ4試合で鮮烈なパフォーマンスを連発した。この1か月弱の期間、久保の株価と声価は日増しに高まり、スペイン・メディアが連日のごとく特集記事を掲載すれば、マドリー・ファンもその18歳とは思えない堂々たる立ち居振る舞いに、感嘆の声を上げている。
 
 そして目下、注目を集めているのが久保の"進路"だ。ジネディーヌ・ジダン監督は水曜日のアウディ・カップ3位決定戦(フェネルバフチェ戦)の試合後、会見で「カスティージャ(Bチーム)でプレーさせながら、トレーニングは我々(トップチーム)と積む。そこで様子を見ようじゃないか」と、みずからの青写真を明かした。
 
 これを受けてスペイン全国紙『MARCA』はファンへのアンケート調査を実施。久保に相応しい舞台はどれかと、「トップチーム」「カスティージャ」「1部の他クラブへのレンタル」の三択で問い掛け、それぞれ53%、9%、38%という結果を得た。投票総数23万7477票は、侮れない数字だろう。ファンの大半は、久保に「トップリーグでプレーしてほしい」と考えているようだ。

 
 さらに『MARCA』紙は、「クボに対して、1部の5クラブからローン契約の正式オファーが届いている」と伝え、「そのなかのひとつは、(元ブラジル代表FWの)ロナウドがオーナーを務めるバジャドリーだ」と報じた。"怪物"ロナウド自身が久保の才能を高く評価しているようで、古巣であるマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長とは、いまでも厚い信頼関係で結ばれている。同紙は「新たな攻撃の軸が欲しいバジャドリー。ファンも(久保の獲得に)期待を寄せている」と綴った。
 
 そして1975年に創刊され、現在は電子版で情報を発信しているスペインの老舗専門誌『DON BALON』も呼応。バジャドリー以外の気になる4クラブの実名を載せ、久保の置かれた現状を分析している。

次ページ「ベイルやイスコよりオファーが多い」と皮肉も

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事