怪物ロナウドが久保建英にラブコール! スペイン紙が「1部の5クラブからレンタル打診」と報じる

2019年08月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

ジダン監督は当面の青写真を明示したが…

あっという間に欧州全土に名を知らしめた久保。次はどんな“驚き”を提供してくれるのか。(C)Getty Images

 株価と声価は上昇の一途を辿っている。目下レアル・マドリーの元には、久保建英のレンタル獲得を求めるオファーが5つも届いているという。スペイン全国紙『MARCA』が伝えている。
 
 7月9日にトップチームに合流した久保は、カナダでの集中キャンプに続き、北米&ドイツ遠征ツアーにフル帯同。この3週間で4つのプレシーズンマッチに途中出場し、18歳のニューカマーとは思えない堂々たるパフォーマンスを披露してきた。『MARCA』紙はあらためて「マドリーは素晴らしい逸材を獲得した。ピッチ内では臆することなく自信に満ち溢れて出色の出来を示し、ピッチ外ではマドリーが重視するアジア市場のファン獲得において、抜群の効果をもたらしている」と称え、「(会長の)フロレンティーノ・ペレスもご満悦だろう」と記している。
 
 そんななか、日本のみならず世界中のマドリデイスタの関心事となっているのが、ワンダーキッドの"今後"だ。その点についてはジネディーヌ・ジダン監督が水曜日、フェネルバフチェ戦後の記者会見で青写真を明かしている。
 
「カスティージャ(Bチーム)でプレーさせながら、我々(トップチーム)とともにトレーニングを積む。まずはそこで様子を見よう」
 
 というものだ。

 
 やはりトップ登録に向けてネックとなるのは、3つしかないEU外選手枠。現状ではフェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ国籍)、ミリトン、ヴィニシオス・ジュニオール(ともにブラジル国籍)の3人で占められているため、すぐさま昇格させることはできない。ただ、バルベルデがEUパスポートを取得するのは時間の問題のようで、となれば確実に枠がひとつ空く。そこを、同い年で新加入のロドリゴ・ゴエスと久保が争う構図になるだろう。
 
 週末はカスティージャが属するセグンダB(実質3部リーグ)のゲームに出場し、普段はトップチームの練習メニューをこなさせる。当面はそのリズムのなかで、ジダン監督は時々のチーム状況を鑑みながら、久保を引き上げるタイミングを見極めようと考えているのだ。
 

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