「興奮が止まらない!」「モドリッチと絶妙に…」久保建英、連日のハイパフォーマンスで現地メディア&ファンを魅了!

2019年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

合流から3週間、その声価は高まる一方だ

水曜日のフェネルバフチェ戦でも堂々たるプレーを披露。久保は試合を重ねるごとに逞しさを増している。(C)Getty Images

 マドリディスタのハートをしっかり掴んだようだ。
 
 現地水曜日にミュンヘンで行なわれたアウディ・カップ3位決定戦で、レアル・マドリーはフェネルバフチェと対戦し、5-3で勝利した。不振に喘ぐチームが、プレシーズンマッチ5戦目でようやく掴んだ初白星だ。
 
 そのオープンなゲームで、73分からピッチに投入されたのが久保建英である。残念ながら移籍後初のスタメンは果たせなかったものの、17分間のプレータイムで存分に持ち味を発揮。トップ下に配置されると、敵陣深くで頻繁にボールを受けては好機を生み出し、87分には右足の豪快弾を放って相手GKを慌てさせた。
 
 スペイン全国紙『MARCA』は、フェネルバフチェ戦に出場したマドリー全選手を対象にファン投票を実施。久保はハットトリックを達成したカリム・ベンゼマらを抑えてトップの評価を得た。それだけ、鮮烈な印象を与えたということだろう。
 
 さらに同紙は別の記事で久保を取り上げ、こう論じている。
 
「クボのプレーに対しては、思わずファンが腰を上げてしまう。それくらい、日本から来た若者のパフォーマンスへの興奮が止まらない。いまひとつ調子の上がらないプレシーズンのマドリーにあって、数少ない光明となっているのがこのクボだ。クレバーな足技と、周囲の状況をしっかりと見極めたうえで繰り出すパス。(アウディ・カップの)2試合では何度かあったシュートチャンスで決め切れず悔しい想いをしたが、経験豊富なベテランたちとスムーズにプレーし、チャンスを生み出した」

 
 同紙はウェブサイト上で、フェネルバフチェ戦における久保のプレー動画を掲載。この投稿欄にはファンからの意見が寄せられており、「(ルカ・)モドリッチとの絡みが絶妙だったね」「本当にセンスを感じさせる」「監督(ジネディーヌ・ジダン)はクボをトップチームに残すべきだ」「ジダンはなにを躊躇っているのか!」などなど、好意的なメッセージが大半を占めている。
 
 チーム合流からの3週間で、あっという間に声価を高めた日本の至宝。ジダン監督は「ひとまずカスティージャ(Bチーム)で」とのスタンスを変えていないが、トップチームは現在怪我人が続出しており、ラ・リーガ開幕(8月16日)までなにが起こるかは分からない。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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