高まるホットラインへの期待! U-20日本代表・斉藤光毅と元日本代表・中村俊輔がシンクロしたイメージとは…

2019年08月01日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「多く目が合うというか、色んなところ見ているな」

山口戦で斉藤がゴールを決めた。写真●茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J2リーグ25節]横浜FC4-1山口/7月31日/ニッパツ

 若き至宝と経験豊富な名手のホットラインに期待できるかもしれない。

 ホームで行なわれた山口戦、横浜FCは2-1でリードした60分に中村俊輔をピッチに送って最初のカードを切り、1点を加点した81分に斉藤光毅を投入。82分にはその斉藤が鋭い動き出しから巧みなドリブルで相手DFをかわし、ダメ押し点を決めた。

 途中出場のふたりが勢いを加速させたが、斉藤は中村との共演に何を感じたのだろうか。

「自分が言える立場ではないですけど、多く目が合うというか、色んなところ見ているなと。そういう、人と違うことを考えているのかなと感じます。まだ、そんなに時が経っていないので、これからどんどん合っていければ。俊輔さんが顔を上げたタイミングで動き出せれば、相手にとって脅威になると思うので、もっと狙っていきたいです」

 一方、ボランチで出場した中村は、今後のプレーイメージをこう膨らませている。

「前に良い選手がいるので、彼らをどう活かすか。そういうポジティブな面を出していければ、ネガティブな時間が減っていって、というふうにやっていくと思います。ボランチは選手が一杯いるので、ひとつの駒としてやっていければいい。あんまりディフェンスをいっぱいやっても仕方がないし、自分が出たら前の選手が良い動きができるようにできれば」

 もちろん、中村の言う前の選手とは、CFのイバなども含むだろう。だが、イメージがシンクロしているとも言える、斉藤の「俊輔さんが顔を上げたタイミングで動き出せれば」と中村の「自分が出たら前の選手が良い動きができるようにできれば」という言葉からは、今後のホットライン構築に期待が高まる。

 互いに出場時間が短かったこともあり、残念ながら山口戦でふたりの好連係はあまり見られなかった。とはいえ、U-20日本代表でも活躍した斉藤は最終ラインの裏への動き出しという質ではチーム内でもトップレベルで、元日本代表の中村は正確なキックを武器とする名パサーである。

 外から見てもワクワクするばかりだが、斉藤も「これから試合を重ねて、合わせていければと思います」と中村との連係構築を楽しみにしている様子だった。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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