ディバラとルカクのビッグトレードが実現か!? イカルディら大物ストライカーたちの玉突きに動きも?

2019年07月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユーベとユナイテッドの間には隔たりが

ディバラ(左から2番目)とルカク(右から2番目)のトレードが実現すれば、カバーニ(左端)やイカルディ(右端)ら大物FWたちも目まぐるしく動くことになりそうだ。 (C) Getty Images

 ビッグネーム同士の大型トレードは、実現するのだろうか。

 現地時間7月30日、イギリスやイタリアの主要メディアが、マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカクと、ユベントスのパウロ・ディバラのトレードの可能性について報じた。

 インテルのアントニオ・コンテ監督が獲得を熱望するルカクは、今夏を通じて去就が騒がれてきた大物FWだ。この夏のプレシーズンマッチは、負傷を理由に欠場しているが、本人はイタリア移籍を望んでいると言われている。しかし、インテルはユナイテッドが求める移籍金を提示できていないのが現状だ。

 インテルとユナイテッドの交渉が停滞するなかで、そこに割って入ったのが、ユーベである。

 アヤックスからマタイス・デリフトを引き抜くなど、今夏の移籍市場で精力的に動くイタリアの絶対王者は、ルカク獲得のためにユナイテッドに対して、クリスチアーノ・ロナウドの加入以降、存在感が薄れているディバラとの大型トレードを提案したという。

 ただ、成立に向けては多少の問題が生じている。イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、ユナイテッドがルカクを8500万ユーロ(約106億2500万円)と評価しているのに対し、ユーベはディバラに1億ユーロ(約125億円)の値をつけており、差額の1500万ユーロ(約18億8000万円)をユナイテッドが支払わなければならないのだ。

 英公共放送『BBC』や衛星放送『Sky Sports』は、ユナイテッドとユーベの交渉がまだ初期段階と報じている一方で、一部のイタリア・メディアは、両クラブがすでに合意したとして、「ルカクがユーベに近づく」と伝えた。

 ただもちろん、ユナイテッドとユーベが手を結んでも、選手が首を縦に振らない可能性もある。特にディバラはユーベ残留を希望しているとされ、バカンスを早々に切り上げ、現地時間8月1日にもマウリツィオ・サッリ新監督と今後について話し合う予定だという。

 だが、そんなディバラも移籍を視野に入れ始めたとも伝えられている。

 イタリアの『Sky Sport』は、同選手の関係者が現地時間7月29日にロンドン入りし、ユナイテッドとの条件交渉に臨みだしたと報道し、「ディバラの未来はますますイングランドに向かっている」と紹介している。

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