パリSGがエバートンから「ネクスト・カンテ」の獲得を発表!UEFAから補強制限を受けるも強化は着々と…

2019年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

カンテを見出した名スカウトから絶賛される実力派MF

エバートンで才能を開花させたゲイエ。その類まれなボール奪取能力はパリSGでも活きるはずだ。 (C) Getty Images

 花の都に本拠を置くメガクラブに、実力派MFが加わることになった。

 現地時間7月30日、パリ・サンジェルマンは、エバートンからセネガル代表MFのイドリッサ・ゲイエを獲得したことを発表した。

 クラブの公式声明によれば、契約は2023年6月までの4年で、その他の詳細な情報については明からかになっていないものの、地元紙『Le Parisien』などによれば、移籍金は3100万ユーロ(約38億7500万円)になったという。

 現在29歳のゲイエは2016年8月にアストン・ビラからエバートンに加入すると、その才能が一気に開花。毎シーズンのように100回以上のタックルを記録し、ボール奪取に関するスタッツランキングでは常に2位以内につけるなど、強者揃いのプレミアリーグでも屈指のタックラーとして高評価を受けてきた。

 ちなみに、レスターでエヌゴロ・カンテを当時フランス2部のカーンから引き抜いた名スカウト、スティーブ・ウォルシュは、このゲイエを「ネクスト・カンテ」と評して称賛している。
 
 今年1月にもゲイエ獲得のためにエバートンへオファーを提示していたパリSGからすれば、念願のターゲットを手中に収めた格好だ。

 ついにメガクラブの一員となったゲイエは、クラブの公式サイトを通じて次のように意気込みを語った。

「このクラブと契約できたことを心から誇りに思う。アフリカ・ネーションズカップで死力を尽くした後、ヨーロッパで最も野心的なプロジェクトを持つパリSGに加入して、僕のキャリアを高めたいと思ったんだ。監督やスタッフなど、とにかく僕に信頼を示してくれた人たちに感謝したい。それを正しいものだったと証明するためにすべてを捧げるつもりだ」

 今夏の移籍市場では、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)の規定によりUEFAの監視下にあり、投資額が制限されているものの、ゲイエの獲得で6人目の新戦力を加えたパリSG。退団を申し出ているネイマールの去就問題はケリがついていないが、地味ながらチーム強化は着実に進んでいるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事