「クボッ! クボッ!」の連呼から、久保建英→カルバハル→アザールの流麗ゴールにマドリー練習場が沸く

2019年07月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツ遠征メンバー24名に選出。トッテナム戦の出場なるか

北米ツアーに続いてアウディ・カップの遠征メンバーにも名を連ねた。怪我人が続出するなか、このまま久保(右)がトップチームに定着する可能性も……。(C)Getty Images

 日に日に信頼が高まっている、そんな印象を抱かせる光景だ。
 
 現地時間7月29日、レアル・マドリーは北米遠征後で初となるトレーニングを実施した。翌日に控えたアウディ・カップ準決勝、トッテナム・ホットスパー戦(ドイツ・ミュンヘンで開催)に向けて、午前練習からトップギアのハードメニューをこなした。
 
 そんななか、クラブ公式ツイッター日本語版がひとつの練習動画をアップロード。ミニゲーム時のワンシーンを切り取った内容で、"主役"を張るのは日本代表FW久保建英だ。
 
 セルヒオ・ラモス、トニ・クロースらと同じチームに入った久保がボールを持つと、どこからともなく複数の選手から「クボッ! クボーッ!」と呼び声がかかる。すると18歳は右サイドのダニ・カルバハルの足下に正確なパスを撃ち込み、これがダイレクトで横にはたかれ、待ち受けたエデン・アザールが切れ味鋭いターンからゴールにねじ込んだ。周囲がどっと沸き、対戦チームのマルセロが大いに悔しがるナイスプレーだった。
 
 北米遠征後、久保はラウール・ゴンサレス新監督のもとで始動したカスティージャ(Bチーム)に合流する可能性があったが、トップチームのジネディーヌ・ジダン監督は他の若手数名とともに久保をふたたび招集した。マルコ・アセンシオやルカ・ヨビッチなどチームには怪我人が相次いでおり、カゼミーロ、ミリトン、ハメス・ロドリゲスのコパ・アメリカ出場組はこの日が始動日。アウディ・カップが2日で2試合というハードスケジュールである点も加味され、ドイツ遠征のメンバー24名に名を連ねたのだ。
 
 トップチームの主軸にもすっかり、プレースタイルとキャラクターを掴んでもらったか。「タケ」ではなく「クボ」と呼ばれたのはやや意外だったが、チーム内で存在を示しているからこその"掛け声"だろう。アウディ・カップ2連戦では、ジダン監督を大いに悩ませるハイパフォーマンスに期待したい。

 
 アウディ・カップに臨むマドリーの遠征メンバーは以下の通り。
 
【GK】
ケイラー・ナバス
アンドリー・ルニン
ディエゴ・アルトゥーベ
 
【DF】
ダニ・カルバハル
セルヒオ・ラモス
ラファエル・ヴァランヌ
ナチョ
マルセロ
アルバロ・オドリオソラ
ハビ・エルナンデス
アドリアン・デ・ラ・フエンテ
ミゲル・グティエレス
 
【MF】
トニ・クロース
ルカ・モドリッチ
フェデリコ・バルベルデ
イスコ
ハイメ・セオアネ
 
【FW】
マリアーノ・ディアス
カリム・ベンゼマ
ルーカス・バスケス
ヴィニシウス・ジュニオール
エデン・アザール
ロゴリゴ・ゴエス
久保建英
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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