「メッシはいつだって…」主将を務めたバルサ生え抜き、エ-スとグリエーズマンの“共存”に言及

2019年07月28日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「グリエーズマンはゴールを量産してくれる」

後半から腕章を巻いたS・ロベルト。この日本遠征では2試合とも中盤でプレーした。写真:徳原隆元

[Rakuten CUP]神戸0-2バルセロナ/7月27日/ノエビアスタジアム神戸

 7月23日に行なわれたチェルシー戦と同様、バルセロナはハーフタイムに先発11人を総入れ替え。後半に21歳の新鋭カルレス・ペレスが2ゴールを叩き込み、今夏のプレシーズンで初勝利を挙げた。

 前半はセルヒオ・ブスケッツが巻いた腕章を、「後半組」で引き継いだのがセルジ・ロベルトだ。近年の主戦場である右SBではなく、そのブスケッツが退いたアンカーに入り、献身的なプレーで白星に貢献した。

 その27歳の生え抜きは、この試合を次のように振り返った。

「前半からよく攻めていたけど、ゴールを奪うことができなかった。後半はその点が改善されて、2点を取って勝つことができた」
 
 ここまでのチーム作りについては、「監督も同じで、選手も少し入れ替えがあっただけだから、やっていることは昨シーズンまでと同じ」と語った。

 また、新加入のフランス代表FWアントワーヌ・グリエーズマンについては、「点をたくさん決められる選手。ゴールを量産してチームに貢献してくれると思う」とコメントした。

 本来のキャプテンであるリオネル・メッシとグリエーズマンフランス代表FWの共存については、「メッシはいつだって世界ナンバーワン。太刀打ちできる選手はいない」とし、この10番中心のチーム作りが不変であることを強調した。

 そのメッシをはじめ、ルイス・スアレス、フィリッペ・コウチーニョ、アルトゥール、アルトゥーロ・ビダルというコパ・アメリカに出場した「南米組」は、今回のツアーに参加しなかった。バルサが本格的に始動するのは、これからだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
 
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