「超高速のバイク!」「才能が溢れ出た」久保建英の“電光石火ゴラッソ”をスペイン2大紙が絶賛!

2019年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「またしてもチームメイトを唸らせた」とも

マドリーの練習強度は上がる一方だが、久保は相変わらず印象的なプレーを披露し続けている。(C)REUTERS/AFLO

 まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで声価を高めている、レアル・マドリーの日本代表FW久保建英。現地7月20日に行なわれたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)、バイエルン・ミュンヘン戦でついに実戦デビューを果たすと、45分間の出場ながら持ち前の技巧を随所で披露して、ファンやメディアから高評価を得た。
 
 チームはすでに第2戦(アーセナル戦)が開催されるワシントンに移動。月曜日には会場となるフェデックス・フィールドでの前日練習に臨み、そのミニゲームで、久保がふたたび妙技を披露した。
 
 クラブ公式『Real Madrid TV』がまとめた動画に収録されていたのは、久保が密集地帯を掻いくぐって決めたゴラッソだ。球際の争いでひとりを交わすと、ナチョのスライディングタックルを振り切り、ダニ・カルバハルのチェックを抑え、エデン・アザールが寄せる前に右足を素早く振り抜いてゴールに蹴り込んだ。さほどインテンシティーの高い練習ではなかったものの、周囲にはセルヒオ・ラモス、ルカ・モドリッチ、マルセロら主軸メンバーが顔を揃えており、そのなかで積極果敢なプレーをゴールに繋げたのである。

 
 このハイパフォーマンスを絶賛したのがスペインの2大紙だ。『MARCA』紙は「まるで超高速のバイク(自転車)のよう。日本のヤングスターは確かなクオリティーを惜しげもなく発揮し、ナチョ、カルバハル、アザールの3人を置き去りにしてゴラッソを決めたのだ」と激賞。かたや『AS』紙は「クボのポケットからは才能が溢れ出ている」と称え、「最新の"お遊び"でまたしてもチームメイトたちを唸らせた。まったく若さに似つかわしくないクオリティーの持ち主だ」と続けている。
 
 日本時間の水曜午前9時にキックオフされるアーセナル戦でも、出場機会が与えられそうな18歳。今度はゴールまたはアシストと目に見える結果を残して、チームの勝利に貢献したいところだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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