エジガル&マルコスの2発で2位横浜が3連勝! 神戸はイニエスタが再三輝き放つも活かせず3連敗…

2019年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

立ち上がりから果敢な守備でリズムを掴んだのは神戸だったが

ビジャとの華麗なコンビネーションも見せたイニエスタだったが、ホームで勝利を飾れず。写真:徳原隆元

 J1リーグは7月20日、20節の8試合を開催。ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸対横浜F・マリノスの一戦が行なわれ、横浜が2対0で勝利を収めた。

 互いに攻撃的なスタイルを志向するチーム同士の激突は、立ち上がりから神戸が前線からの守備でリズムを掴む。後方からパスをつなぐ横浜のミスを誘発しては、ショートカウンターからゴールを狙った。

 しかし、神戸が効果的にフィニッシュまでつなげられずにいると、38分に横浜が相手のミスに付け込んでスコアを動かす。芝に足を取られたGK前川黛也からボールを奪った横浜は、すぐさまゴール前の仲川輝人へパスを供給。仲川のタイミングを見計らったラストパスからエジガル・ジュニオが右足で流し込み、ネットを揺らした。E・ジュニオの得点ランク単独首位となる今季11点目で横浜が先制した。

 43分、神戸は元スペイン代表コンビの連係からビッグチャンスを作り出す。左サイドに張ったダビド・ビジャが中へ切れ込むとアンドレス・イニエスタとスイッチ。イニエスタは流れるようなドリブルで相手DFを置き去りにして右足を一閃。カーブをかけたシュートはしかし、惜しくもゴール右に外れた。

 前半を横浜の1点リードで折り返すと、後半立ち上がりに横浜にアクシデント。先制点を決めたE・ジュニオが足首を痛め負傷退場を余儀なくされる。代わって三好康児が投入された。

 横浜はさらに59分、ミスを発端に古橋亨梧を引っ掛けて止めてしまったチアゴ・マルティンスが退場処分に。残り30分以上をひとり少ない状態で戦うことになる。

 だが横浜は、神戸にボール支配こそ許すものの、効果的なカウンターを軸にゴールに迫る。そして、78分にはゴール前に抜け出した仲川がGK前川に倒されPKを獲得。これをマルコス・ジュニオールが落ち着いて沈め、神戸を突き放す。M・ジュニオールの今季9点目で横浜が2-0とする。

 10人の横浜は、その後も堅守をベースに安定した試合運びでリードを守り切り、2対0でタイムアップ。横浜が敵地で神戸を破り3連勝を飾った。横浜は勝点を39に伸ばし、暫定で2位をキープした。一方の神戸はイニエスタが再三に渡り輝きを放ったが、チームとして、その技巧を活かせず3連敗。同21にとどまっている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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